本記事は筆者独自の見解です。漢字に親しみを覚えていただければ幸いです。
臣と人でできる「臥」という漢字は何と読む?<漢字の意味・読み方・画数・部首一覧>
成り立ちの種類 | 指事文字 |
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漢字の部首・画数 | (部首)臣 (しん)(画数)8画 |
漢字の読み方 | (音)ガ(訓)ふ-す・ ふしど |
漢字の意味 | ふす、横たわる、また・ふしど、ねま |
漢字の学年・漢字検定 | (学年)常用外漢字(漢字検定)準1級 |
今日は「臥」という漢字の成り立ちを見ていきます。
よくYahoo!知恵袋で「「臣」に「人」でなんという漢字なんでしょうか? 」という質問を目にします。
「臣」と「人」をくっ付けてみると「臥」、読み方は「ガ」や「ふす・ふしど」と読みます。
「横たわる」という意味で使われる漢字ですが、漢字の成り立ちを見てみると、もともとは「寝る」ような意味ではなかったのですよ。
詳しくみていきましょう!
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目次
漢字の成り立ち「臥」(会意文字)
漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>
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臥
「臥」は、「臣」と「人」を組み合わせて成り立った会意文字です。
「臣」は目の形を表し、「人」は横から見た人間を表しています。
説文解字には「人・臣に從ふは、其の伏するを取るなり」とあり、人が目を伏せている様子を表しています。
現在の「臥」は「横たわる」という意味で使われていますが、「臣」が目の象形文字であることから、もともとは「人が伏し目がちにうつむいて見ている様子」を表した漢字だったのです。
その後、今の「横になる」という意味で使われるようになりました。
漢字の成り立ち「臥」まとめ
では最後はまとめです。
「臥」の漢字の成り立ちは、
- 「臣」と「人」を組み合わせて成り立った会意文字。
- 「臣」は目の形を表し、「人」は横から見た人間を表しており、もともとは「人が伏し目がちにうつむいて見ている様子」を表した漢字。
- 漢字の意味は、いふす、横たわる、また・ふしど、ねま。
- 部首は臣(しん)で画数は8画。
- 読み方は、(音)ガ(訓)ふ-す・ ふしど。
- 常用外の漢字。
- 漢字検定は準1級。
以上が漢字「臥」のまとめです。
いかがでしたか?
楽しい漢字ライフを♪