漢字の成り立ち

「河」は広大なあの河から成り立つ漢字だった

成り立ち 形声文字
部首 画数 (部首)氵 (みず・さんずい・したみず) (画数)8画
読み方 (音)カ (訓)かわ
学年 小学5年
漢字検定 6級

常用漢字で一番多い「氵(さんずい)」を使う漢字の1つである河。

中国で河と言えばあの有名な河しか思い浮かばないそうですよ。

学校で必ずならう、きっとあなたもご存じの超有名な河です。

一体どこの河を指すのでしょうか?

見ていきましょう!

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漢字の成り立ち「河」
(形声文字)

漢字の成り立ち<形声文字とは>

「河」は、意味を表す「水」と、音を表す「可」が組み合わさってできた形声文字です。

水は流れる水、可は「直角に曲がる+口」を意味しています。

 

河は、実は中国北部を流れる大河「黄河」を表した漢字です。

ご存じの通り、黄河は中国で長江に次ぎ2番目に長く、アジアでも3番、世界でも6番目という長い川です。

黄河、と聞いて真っ先に思い出されるのは「黄河文明」、現在の中国文明の母体とも言われている文明です。

そのような文明を育んだ川が黄河であります。

ちなみに、中国では「河」と書いた場合は黄河を指し、「江」と書いた場合は長江を指すそうですよ。

「河」の「氵」については水と関りがある象形が使われているのは理解ができますが「可」についてどうしてその象形が使われたのか、文字を見るだけでは理解ができませんよね。

本来「可」の成り立ちというのは、「口」と「口の奥」が合わさることでできた文字で、胸の奥から出た息が喉の奥で直角に曲がり、激しくかすれて出る様子を表しています。

ここでやっと直角という言葉が出てきました。

(胸の奥からまっすぐ出てきた息が)直角に曲がり、激しくかすれて口から出る「可」、その文字の成り立ちは、まさに黄河の(直角な)曲がり角に水が激しくぶつかる様子と重なると言えるでしょう。

激しい川の水が、直角に曲がりぶつかる激しい様子、実際に見てみたいものです。

ちなみに黄河を流れる水の色が黄色(川の水が黄土を含んでいるために黄色く濁っている)なのは有名ですが、最近は透明色になりつつあると言われています。

透明色になることは良いことではないか?と思われるかもしれません。

確かに透明になった事は、中国の治水対策が成功した証であるかもしれませんが、河川に堆積する土砂が減ることで、生態系のバランスが崩されてしまう可能性もあるようです。

水が奇麗になることで困ることもある、不思議な話ですね。

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