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漢字の成り立ち「原」

本記事は筆者独自の見解です。漢字に親しみを覚えていただければ幸いです。

[box03 title=”漢字の成り立ち”]

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[chat face=”character_hakase.jpg” name=”成り立ち博士” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]こんにちは、成り立ち博士です。[/chat]

 

今日は小学校二年生で学習する「原」という漢字です。

成り立ち・読み方・書き順を分かりやすく紹介します。

漢字が好きな人、漢字検定を受ける人もぜひ最後まで読み進めてくださいね♪


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目次から読みたい所へ飛べますよ♪

漢字の成り立ち「原」
(象形文字)

漢字の成り立ち<象形文字とは>

 

 


漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>

 

 

 

水が湧き出る「水源」の意味で、元の漢字はは「源」です。

崖(厂)の間から水(泉)が垂れ落ちている様子を表した象形文字です。

はらっぱ等現在の意味する漢字は当時は「邍」と書き、音が「ゲン」と言いました。

音が「源」と似ていることから、源にもはらっぱという意味も持たせましたが、はらっぱの方は「源」を簡略化し「原」として使われるようになりました。

現在の「原」の意味は「ひろくたいらな土地」の他に「もと・おおもと・はじめ・おこり」という意味もあり、「源」の名残がありますね。

 

さて次は読み方です。

「原」という漢字の読み方を全て知っていますか?

もしかしたら意外な読み方があるかもしれません。

チェックしてみましょう!


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目次

漢字「原」の読み方

音読み・訓読み別に見ていきましょう。

音読み

「ゲン」
例:原液(げんえき)、原音(げんおん)、原意(げんい)、原案(げんあん)、原核(げんかく)、原形(げんけい)、原型(げんけい)、原因(げんいん)、原則(げんそく)、原色(げんしょく)、原罪(げんざい)、原子(げんし)、原紙(げんし)、原始(げんし)、原資(げんし)、原詩(げんし)、原猿(げんえん)、原寸(げんすん)、原動(げんどう)、原器(げんき)、原拠(げんきょ)、原質(げんしつ)、原図(げんず)、原人(げんじん)、原価(げんか)、原画(げんが)、原点(げんてん)、原作(げんさく)、原級(げんきゅう)、原隊(げんたい)、原義(げんぎ)、原毛(げんもう)、原酒(げんしゅ)、原種(げんしゅ)、原鉱(げんこう)、原産(げんさん)、原稿(げんこう)、原票(げんぴょう)、原名(げんめい)、原籍(げんせき)、原石(げんせき)、原付(げんつき)、原物(げんぶつ)、原書(げんしょ)、原初(げんしょ)、原審(げんしん)、原状(げんじょう)、原虫(げんちゅう)、原注(げんちゅう)、原著(げんちょ)、原生(げんせい)、原野(げんや)、原石(げんせき)、原木(げんぼく)、原泉(げんせん)、原盤(げんばん)、原版(げんばん)、原版(げんぱん)、原題(げんだい)、原爆(げんばく)、原発(げんぱつ)、原簿(げんぼ)、原皮(げんぴ)、原品(げんぴん)、原文(げんぶん)、原本(げんぽん)、原料(げんりょう)、原綿(げんめん)、原油(げんゆ)、原論(げんろん)、凍原(とうげん)、語原(ごげん)、復原(ふくげん)、起原(きげん)、権原(けんげん)、草原(そうげん)、高原(こうげん)、抗原(こうげん)、荒原(こうげん)、平原(へいげん)、広原(こうげん)、氷原(ひょうげん)、雪原(せつげん)、中原(ちゅうげん)、病原(びょうげん)、原生林(げんせいりん)、原産地(げんさんち)、原子病(げんしびょう)、原材料(げんざいりょう)、原子核(げんしかく)、原子力(げんしりょく)、原水爆(げんすいばく)、原住民(げんじゅうみん)、原水禁(げんすいきん)、原動力(げんどうりょく)、原動機(げんどうき)、原生代(げんせいだい)、病原菌(びょうげんきん)、高天原(たかまがはら)、復原力(ふくげんりょく)、原生動物(げんせいどうぶつ)、相対性原理(そうたいせいげんり)、非核三原則(ひかくさんげんそく)

訓読み

「はら」 
例:野原(のはら)、海原(うなばら)、桑原(くわばら)、葦原(あしはら)、国原(くにはら)、杉原(すぎはら)、笹原(ささはら)、砂原(すなはら)、松原(まつばら)、青海原(あおうなばら)、焼け野原(やけのはら)

「もと・たず(ねる)・ゆる(す)」(常用外)
例:原(もと)、原ねる(たずねる)、原す(ゆるす)

その他

河原(かわら)、川原(かわら)

 

では次に「原」の書き順・書き方です。

漢字検定でも、雑な書き方は減点対象です。

<漢検>採点基準と合格基準

一画ずつ丁寧に解説していきますね。

漢字「原」の書き順・書き方
(十画)(部首:厂 がんだれ

漢字<画数で検索>する場合はこちら

漢字<部首から検索>する場合はこちら

ゆっくり練習していきましょう。

一画目

・やや右斜め上へ進み、止めます。

ニ画目

・①画目の始点から、左斜め下へ進み、はらいます。

★あまり広げず、縦ぎみに書きましょう。

三画目

・一画目の真ん中付近から、左斜め下へ短くシュッとはらいます。

★③~⑩画でできる厂の中のは、マスの縦の中心よりも少し右寄りに書きましょう。

四画目

・やや内向きに下へ進み、止めます。

五画目

・④画目の始点から、やや内向きに下へ進み、一旦止め、そのままやや内向きに下へ進み、止めます。

六画目

・④画目の真ん中から、やや右斜め上へ進み、⑤画目にぶつかる所で止めます。

七画目

・④画目の始点付近から、やや右斜め上へ進み、⑤画目にぶつかる所で止めます。

★④⑤画の終点が少し突き出るように書きましょう。

八画目

・⑦画目の真ん中から、下へ真っ直ぐ進み、一旦止め、そのまま左上へ跳ねます。

★全画の一番下になるように書きましょう。

九画目

・④画目の終点下辺りから、左斜め下へはらいます。

十画目

・⑤画目の終点下辺りから、右斜め下へ短く進み、止めます。

 

色々なポイントがありましたが、特に注意したいのは、

・②画目のはらいを縦ぎみに書くこと。
・③~⑩画でできる厂の中のは、マスの縦の中心よりも少し右寄りに書くこと。

です。

注意して書きましょう。

綺麗に書けるようになると、メールじゃなくて手書きの手紙を書いてみたくなりますよ♪

ぜひ挑戦してくださいね^^

「原」は漢字検定9級レベル
(小学校2年生修了程度)

漢字検定のレベル別詳細についてはこちら

 

最後はこの記事のまとめです。

そうだった!こんなこと書いてたな!

と思い出してくださいね^^


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漢字の成り立ち「原」まとめ

それでは最後にまとめていきましょう。

  • 「原」の漢字の成り立ちは、元の漢字は「源」で、崖(厂)の間から水(泉)が垂れ落ちている様子を表した象形文字。
  •  読み方は、「ゲン」「はら」「もと」「たず(ねる)」「ゆる(す)」。
  • 十画で、部首は「厂( がんだれ)」。
  • 綺麗に書くポイントは、「②画目のはらいを縦ぎみに書くこと」「③~⑩画でできる厂の中のは、マスの縦の中心よりも少し右寄りに書くこと」。
  • 漢字検定9級レベル (小学校2年生修了程度)。

 

以上が漢字「原」のまとめです。

いかがでしたか?

漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。

楽しく学んでくださいね♪

 

 

 

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