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漢字のには「六書」という基本的構成方法がります。
六書とは、「象形」「会意」「指事」「形声」「転注」「仮借」であり、ここでは「象形文字について解説していきます。
六書の中の象形文字
象形文字とは、 説文解字(最も古い部首別辞典)によると【その物を畫(画)成し、體に隨つて詰詘す】とあり、漢字を構成する基本とされるものとしています。
目で見ているものをそのまま図にした文字で、絵文字の発展形と言われています。
漢字の成り立ちを語る上で必ず出てくる漢文学者の白川静氏は、物や事、音までも基本は全て象形文字からできていると語っています。
象形文字の「象」は、土木作業に使っていたゾウをかたどって作られていますが、「かたち」という意味もあり、ここから象形文字と言われるようになりました。