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漢字の成り立ち「子」

本記事は筆者独自の見解です。漢字に親しみを覚えていただければ幸いです。

 

[chat face=”character_hakase.jpg” name=”成り立ち博士” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]こんにちは、成り立ち博士です。[/chat]

 

今日は小学校一年生で学習する「子」という漢字です。

成り立ち・意味・読み方・書き順・うんちくまで分かりやすく紹介します。

特に最後のうんちくでは干支がどのようにして決められたかのお話しですよ。

ぜひ最後まで読み進めてくださいね♪

それでは見ていきましょう!

漢字の成り立ち「子」
(象形文字)


(金文)


(篆文)

 

 

幼子の形を表しています。

片方の手をあげて、もう片方は下げている様子です。

この形は、身分の高い王子を意味していたが、そのうち子供という意味で使われるようになりました。

 

では次にこの漢字の意味を見ていきましょう。

目次

漢字「子」の意味

男女の間から生まれたもの、育てられたもの

例:子供(こども)、男子(だんし)、女子(じょし)、実子(じっし)、養子(ようし)

男の子供

例:子息(しそく)、息子(むすこ)、嫡子(ちゃくし)

種、果実

例:種子(しゅし)、精子(せいし)、卵子(らんし)、子房(しぼう)、胞子(ほうし)、子宮(しきゅう)、胚子(はいし)

小さなもの

例:原子(げんし)、子細(しさい)、素子(そし)、分子(ぶんし)

十二支の一番目

子(ね)=ネズミ、方角の北、時間の十時~深夜二時

接尾語(接尾辞)として

接尾語とは、単語の後ろに付け加えられ意味を添えること。

接尾辞ともいわれます。

例:ちびっ子、江戸っ子(えどっこ)、駄々っ子(だだっこ)

爵位

子爵(ししゃく)=五等爵(ごとうしゃく)の第四位のこと。

 

では次に、子はどのような読みをするのか紹介していきますね。

漢字「子」の読み方

音読み・訓読み別で見ていきましょう。

音読み

「シ」「ジ」
例:子葉(しよう)、子弟(してい)、格子(こうし)、公子(こうし)、孝子(こうし)、高子(こうし)、格子(こうし)、才子(さいし)、妻子(さいし)、獅子(しし)、杓子(しゃくし)、諸子(しょし)、伸子(しんし)、逗子(ずし)、太子(たいし)、束子(たわし)、調子(ちょうし)、電子(でんし)、日子(にっし)、障子(しょうじ)、丁子(ちょうじ)、螺子(ねじ)、捩子(ねじ)、捻子(ねじ)、囃子(はやし)、父子(ふし)、仏子(ぶっし)、帽子(ぼうし)、遊子(ゆうし)、利子(りし)、連子(れんじ)、拍子(ひょうし)

・お正月に獅子舞を見に行った。
(おしょうがつにししまいをみにいった)

 

「ス」「ズ」
例:椅子(いす)、車椅子(くるまいす)、巻子(かんす)、硝子(がらす)、金子(きんす)、繻子(しゅす)、扇子(せんす)、緞子(どんす)、払子(ほっす)、様子(ようす)、綸子(りんず)、茄子(なす)、緞子(どんす)、柚子(ゆず)

・骨折したので車椅子で移動する。
(こっせつしたのでくるまいすでいどうする)

訓読み

「こ」「ご」
例:子猫(こねこ)、子守(こもり)、子分(こぶん)、子役(こやく)、砂子(いさご)、板子(いたご)、猪子(いのこ)、売り子(うりこ)、踊り子(おどりこ)、鹿子(かのこ)、切子(きりこ)、組子(くみこ)、逆子(さかご)、刺子(さしこ)、白子(しらこ)、簀子(すのこ)、勢子(せこ)、寺子(てらこ)、鳴子(なるこ)、面子(めんこ)

その他

例:骰子(さいころ)、賽子(さいころ)

 

次に綺麗に子を書くためのポイントをお伝えします。

漢字「子」の書き順・書き方
(三画)(部首:子)

綺麗に子と書くためのポイントを紹介します。

一画目

・カタカナの「フ」を描くイメージで書きます。

・マス左上から、右へ進み、一旦止めてそのまま左斜め下へ短くはらいます。

・はらい終わりはマスの中心にくるようにしましょう。

二画目

・一画目の終わり部分から少しはみ出した所から書き始めます。

・丸みを帯びながら下に進み、マスの中心まできたら左斜め上へはねます。

三画目

・二画目の書き終わりからつながるイメージで書き始めます。

・やや右上がりに長く右へ進み、止めます。

 

次に子供に関係するうんちくを紹介します。

ではどのようなうんちくでしょうか?

漢字「子」のうんちく

意味の所で、子は干支の一番、子(し)という意味があると紹介しました。

十二支とは子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥ですね。

どうして子(ねずみ)が一番最初になったかご存知ですか?

それは、ねずみがズルをしたからなんですよ。

干支でねずみが一番最初な理由

昔むかし、神様が毎年同じ暦だとつまらないと言う理由で、十二の年に動物の名前を付けることを決めました。

早速動物たちを呼び、元旦に神様の門を早くくぐった十二の動物に毎年の名前を付けると言い、競争させることにしました。

小さな体だと勝てないと思ったねずみは、同じく動きが遅いからという理由で朝早くに出発した牛の背中に乗り、その道のりを寝ながら進みました。

そしてゴール直前で牛よりも先に門をくぐり一位となったのです。

牛は体が大きいので、ねずみが背中に乗っていても気づかなかったんですね。

さて、余談ですが、どうして猫とねずみは仲が悪いが知っていますか?

それは、十二支を決めると神様からお話しがあった時、猫は寝ていたんです。

競争の日にちを聞き逃した猫は、ねずみにいつが決戦日かを尋ねましたが、ねずみは少しでもライバルを減らしたくて一月二日がその日だと嘘をつきました。

当然猫は当日参加できず、次の日に門をくぐろうとしましたが、時すでに遅し。

それから猫はねずみを嫌うようになったとかならなかったとか(笑)

 

最後はまとめです。

漢字の成り立ち「子」のまとめ

ではこの記事のまとめをしていましょう。

  • 漢字の子は象形文字である。
  • 意味は、男女の間から生まれたもの、または育てられたもの・男の子供・種、果実・小さなもの・十二支の一番目・接頭語として・爵位がある。
  • 読み方「シ・ス」「こ」
  • 三画で部首は子
  • うんちくは、干支でねずみが一番最初な理由

以上が漢字「子」のまとめです。

いかがでしたか?

漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。

楽しく学んでくださいね♪

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コメント

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