
下の成り立ちの種類 | 象形文字 |
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下の漢字の部首・画数 | (部首)心 (こころ・りっしんべん・したごころ)(画数)4画 |
下の漢字の読み方 | (音)シン(訓)こころ [外]うら |
下の漢字の意味 | こころ、きもち、精神、五臓の一つ、心臓、まんなか、だいじな部分、かなめ |
下の漢字の学年・漢字検定 | (学年)小学校2年生(漢字検定)9級 |
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漢字の成り立ち「心」
(象形文字)

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漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>
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心
心臓の形をかたどってできた象形文字です。
心臓は体全体に血液を送る機能があることから、「巡る」や「じわじわ染み入る」というイメージを持っています。
昔から心臓は、生命を維持する重要な場所であるとされていたと同時に、思考や精神は心臓に宿っていると考えられ、大切な場所は全て体の中心にあるとされていました。
このことから、「心」が「まんなか」「だいじな部分」「かなめ」という意味でも使われるようになったのです。
それにしても、古代から心臓の形やその機能を把握していたとは驚きです!

「心」という漢字は名前でも人気があります
有名人の子どもにも付けられたことで一躍人気になった「心」という漢字。
最近では名前に付ける人気の漢字トップ10にランクインするほど。
「心音(ここね)」「心愛(ここあ)」など音の響きも可愛らしいですよね。
「相手に寄り添える優しい人に」また、「人や物事の中心にいつもいられる人になれますように」という想いがストレートに込められています。
「こ」読みだけでなく、「み」読みで使われるなど幅広く、男女問わず使いやすい漢字ですね。
「心」の漢字で名前を付ける時の注意点
名前を付ける時の注意点としては、
・心空(こころそらなり=うわのそらの意)
・心太(ところてん=食べ物の名)
・心花(こころのはな=こころがかわりやすいさま)
・心晴(こころはれし=気晴らしの意)
・心矢(しんや=くい打ち機の名)
など、込めたい意味とは違う意味がすでにある場合はありますので、漢字の見た目に惑わされないように慎重に決めましょう。
「心」の漢字で名前をつけるなら<男の子>
- 心(しん・こころ)
- 偉心(いしん)
- 維心(いしん)
- 一心(いっしん)
- 瑛心(えいしん)
- 英心(えいしん)
- 桜心(おうしん)
- 凰心(おうしん)
- 海心(かいしん)
- 和心(かずみ)
- 紀心(きしん)
- 心斗(きよと)
- 心満(きよみつ)
- 賢心(けんしん)
- 健心(けんしん)
- 心一(しんいち)
- 心壱(しんいち)
- 心英(しんえい)
- 心玄(しんげん)
- 心吾(しんご)
- 心侍(しんじ)
- 心治(しんじ)
- 心輔(しんすけ)
- 心平(しんぺい)
- 心哉(しんや)
- 心也(しんや)
- 心弥(しんや)
- 琢心(たくみ)
- 心弦(みつる)
- 優心(ゆうしん)
- 雄心(ゆうしん)
- 悠心(ゆうしん)
- 琉心(りゅうしん)
- 心一郎(しんいちろう)
- 心次郎(しんじろう)
- 心多郎(しんたろう)
「心」の漢字で名前をつけるなら<女の子>
- 心(こころ・しん)
- 愛心(あいこ・あいみ・あこ)
- 笑心(えみ)
- 心依(きよえ・あい・こより・みあ・みより)
- 心瑚(ここ・きよこ・みこ)
- 玖心(くみ)
- 心愛(ここあ・こあ)
- 心世(ここせ)
- 心菜(ここな)
- 心音(ここね)
- 心乃(ここの)
- 心羽(ここは)
- 心深(ここみ)
- 心海(ここみ)
- 心美(ここみ)
- 心実(ここみ)
- 心夢(ここむ)
- 心芽(ここめ)
- 心留(ここめ)
- 心和(ここわ)
- 心暖(こはる)
- 心子(しんこ・みこ)
- 那心(なみ)
- 心杏(みあん)
- 心音(みおん)
- 心架(みか)
- 心香(みか)
- 心祈(みき)
- 心玖(みく)
- 心紅(みく)
- 心瑚(みこ)
- 実心(みこ)
- 心紗(みさ)
- 心咲(みさき)
- 心里(みさと)
- 心遥(みはる)
- 心冬(みふゆ)
- 心穏(みほ)
- 心耶(みや)
- 心結(みゆ)
- 心優(みゆ)
- 心悠(みゆう)
- 心佳(みよし)
- 心来(みらい)
- 心璃(みり)
- 心玲(みれい)
- 優心(ゆうみ)
- 結心(ゆみ)
- 莉心(りみ)
- 瑠心(るみ)
- 玲心(れいみ)
参考書籍
赤ちゃんの名前ハッピー漢字辞典
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では次に書き順・書き方です。
「心」という漢字は四画あり、注意すべき点が多くあります。
一画ずつ丁寧に解説していきますね。
漢字「心」の書き順・書き方
(四画)(部首:心)

ゆっくり練習していきましょう。
一画目

・マスの左側から左斜め下へ短く点を書き止めます。
ニ画目

・一画目の右斜め上から書き始めます。
・右斜め下へ丸みを帯びながら進み、一旦止めてから、左斜め上へ跳ねます。
・一画目と二画目の下部のラインを揃えましょう。
三画目

・ニ画目からつながるようにして、右斜め下へ点を書き、右斜め上へ跳ねます。
・ニ画目よりも高い位置から書き始めましょう。
四画目

・三画目よりも高い位置から書き始め、右斜め下へ点を書き止めます。
・ニ画目よりも外側へはみ出すようにしましょう。
点の角度や跳ねからの流れなど、色々なポイントがありましたね。
注意して書きましょう。
次は「心」に関するうんちくです。
どんなうんちく話かぜひご覧ください。
どうぞ♪
漢字「心」のうんちく

万葉集の心(うら)とは?
常用外での読み方で、「心」は「うら」とも読むことができます。
この「うら」は、考える出る気持ちではなく、自然と出てきた気持ちを表すことが多く、現在で言う「裏がない」という意味です。
さて、万葉集では多くの恋愛の歌がありますね。
それは、不倫などの心に秘められた歌が多く、そこでの「おもう(ふ)」は「念ふ」が使われています。
「念」の「今」の部分は、壺や瓶のフタを表しており、「心」は前述した通り。
自然と湧き上がる感情を無理やり押し込んでるという解釈ができますね。
最後はこの記事のまとめです。
そうだった!こんなこと書いてたな!
と思い出してくださいね^^
漢字の成り立ち「心」まとめ
それでは最後にまとめていきましょう。
- 「心」の漢字の成り立ちは心臓をかたどって作られた象形文字。
- 意味は、気持ち・精神、習得・理解、内臓のひとつ、中心・重要部分。
- 読み方は、「シン」「こころ」「うら」。
- 漢字「心」は四画で、部首は心。
- 万葉集の心(うら)とはといううんちく。
以上が漢字「心」のまとめです。
いかがでしたか?
漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。
楽しく学んでくださいね♪