本記事は筆者独自の見解です。漢字に親しみを覚えていただければ幸いです。
漢字の成り立ち「希」
[chat face=”character_hakase.jpg” name=”成り立ち博士” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]こんにちは、成り立ち博士です。[/chat]
今日は小学校四年生で学習する「希」という漢字です。
成り立ち・意味・読み方・書き順・うんちくまで分かりやすく紹介します。
特に最後のうんちくは「偽りの希望シンドローム」というお話しですよ。
このフレーズ気になりませんか?
ぜひ最後まで読み進めてくださいね♪
それでは見ていきましょう!
漢字の成り立ち「希」
(象形文字)
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(すかし織)
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漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>
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希
薄く織られた生地(すかし織)のかたちをかたどって作られた漢字です。
上は「爻」で織り方を、下の「巾」が麻を意味しています。
すかし織は珍しいものだったので、「まれ」という意味でしたが、その後現在の意味である「ねがい」という意味として使われるようになりました。
次はこの漢字の意味です。
正しく使えているか確認しながら見ていきましょう!
漢字「希」の意味
すくない・めずらしい
例:希少(きしょう)、希代(きだい)、希世(きせい)、希有(けう)、希書(きしょ)、希元素(きげんそ)、希覯(きこう)、
うすい
希釈(きしゃく)、希薄(きはく)、希塩酸(きえんさん)
ねがい
例:希求(ききゅう)、希望(きぼう)
「希」という漢字の読み方を全て知っていますか?
もしかしたら意外な読み方があるかもしれません。
読み方をチェックしてみましょう!
漢字「希」の読み方
音読み・訓読み別に見ていきましょう。
音読み
「キ」
例:古希(こき)
「ケ」(常用外)
例:希有(けう)
訓読み
「まれ」「こいねが」(常用外)
例:希(まれ)、希う(こいねがう)
その他
希臘(ギリシャ)、希伯来(ヘブライ)、希(のぞみ)
では次に書き順・書き方です。
「希」という漢字は七画あり、注意すべき点が多くあります。
一画ずつ丁寧に解説していきますね。
漢字「希」の書き順・書き方
(七画)(部首:巾)
ゆっくり練習していきましょう。
一画目
・マスの右上から、左斜め下へ短めに進み、ゆっくりはらいます。
ニ画目
・マスの左上から右斜め下へ短めの進み、一画目の終点よりも高い位置で、最後は止めます。
・一画目とは、マスのたての中心上で交わりましょう。
三画目
・マスのたての中心付近から左斜め下へ、少し反りながら進み、ゆっくりはらいます。
・一画目と二画目の「メ」にくっ付かないようにしましょう。
四画目
・マスの横の中心からやや右斜め上へ長く書き、最後は止めます。
・一画目と二画目の「メ」にくっ付かないようにしましょう。
五画目
・マスの横の中心とマスの横の中心が交わる所から書き始めます。
・下へ短く真っ直ぐ進み、止めます。
六画目
・六画目の始点から、右へやや斜め右へ進み、四画目の終点からはみ出さない所で、一旦止めます。
・鉛筆を離さず、そのまま下へ進み、五画目の終点と同じ高さで一旦止め、左斜め上へ短くはねます。
七画目
・マスのたての中心を意識して、三画目と四画目の交わり付近から下へ真っ直ぐ進み、そのまま真っ直ぐ、ゆっくりはらいます。
・五画目と六画目の終点よりも長くなるようにしましょう。
はみ出してはいけない所、止める所、払うところなど、色々なポイントがありましたね。
注意して書きましょう。
・三画目と四画目の書き順に注意しましょう!
次は「希」に関するうんちくです。
どんなうんちく話かぜひご覧ください。
どうぞ♪
漢字「希」のうんちく
偽りの希望シンドローム
テレビ番組で、芸能人や一般の人が努力して成功を収めたのを観て感化されることはありませんか?
「よし、自分もがんばろう」と思って、その習い事を始めたり、本を買ったりと一瞬気合が入ります。
でも結局その「頑張ろう」という気持ちが続かなくなって止めてしまい、しばらくたってもう一度「がんばろう!」と本を買って、再び止める・・・そしてまたまた、「いやいや、次こそは!」とまた始めて・・・その繰り返しのことを「偽りの希望シンドローム」と言います。
理想の自分を想像しただけで人間は幸せな気持ちになるので、この想像はやめられないんだとか。
新年の抱負がそれに当たりますね。
「今年はこうなろう!」って思っても、その目標を年末に覚えている人ってどのくらいいるんでしょうか?
新年の抱負挫折率は90%を超えるそうですよ^^;
なのにまた新年には希望を見出している私たちって面白いですよね(笑)
私にも思い当たることがたっくさんあります^^;
まず今年の抱負、覚えていません・・・。
あなたはどうですか?
最後はこの記事のまとめです。
そうだった!こんなこと書いてたな!
と思い出してくださいね^^
漢字の成り立ち「希」まとめ
それでは最後にまとめていきましょう。
- 「希」という漢字の成り立ちは、すかし織をかたどってできた象形文字。
- 意味は、すくない・めずらしい、うすい、ねがい。
- 読み方は「キ」「ケ」「まれ」「こいねが」。
- 漢字「希」は七画で部首は巾。
- 偽りの希望シンドロームのうんちく。
以上が漢字「希」のまとめです。
いかがでしたか?
漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。
楽しく学んでくださいね♪
コメント
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