本記事は筆者独自の見解です。漢字に親しみを覚えていただければ幸いです。
漢字の成り立ち「匠」
[box03 title=”漢字の成り立ち”]
匠[/box03]
[chat face=”character_hakase.jpg” name=”成り立ち博士” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]こんにちは、成り立ち博士です。[/chat]
今日は中学生で学習する「匠」という漢字です。
成り立ち・読み方・書き順を分かりやすく紹介します。
漢字が好きな人、漢字検定を受ける人もぜひ最後まで読み進めてくださいね♪
*
*
目次から読みたい所へ飛べますよ♪
漢字の成り立ち「匠」
(会意文字)
↓
漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>
↓
匠
箱や入れ物に関連ものを表す「匚」と、木を切る際に使われる斧を表す「斤」が組み合わさってできた会意文字です。
木を斧で切って箱を作る様子が連想できます。
中国最古の技術書である考工記には、工芸品を作る「匠人」の事が書かれています。
匠人は、剣や弓などの武器から国の建設まで、斧やまさかりを使用する全ての物が作れる、高度な技術を持つ人の事を言い、そのことから、現在にで使われる「職人」や「先生」の意味で使われるようになりました。
さて次は読み方です。
「匠」という漢字の読み方を全て知っていますか?
もしかしたら意外な読み方があるかもしれません。
チェックしてみましょう!
*
漢字「匠」の読み方
音読み・訓読み別に見ていきましょう。
音読み
「ショウ」
例:匠気(しょうき)、匠人(しょうじん)、巨匠(きょしょう)、師匠(ししょう)、宗匠(そうしょう)、刀匠(とうしょう)、学匠(がくしょう)、楽匠(がくしょう)、意匠(いしょう)、工匠(こうしょう)、名匠(めいしょう)、番匠(ばんじょう)、鷹匠(たかじょう)
訓読み
「たくみ」(常用外)
例:匠(たくみ)
その他
内匠(たくみ)
では次に「匠」の書き順・書き方です。
漢字検定でも、雑な書き方は減点対象です。
一画ずつ丁寧に解説していきますね。
漢字「匠」の書き順・書き方
(六画)(部首:匚 はこがまえ)
ゆっくり練習していきましょう。
一画目
・やや右斜め上へ進み、止めます。
ニ画目
・左斜め下へ短くシュッとはらいます。
★②~⑤画でできる「斤」は、マスの縦の中心よりも少し右寄りに書きましょう。
三画目
・②画目の終点から、少し丸みを帯びながら左斜め下へ進み、はらいます。
四画目
・やや右斜め上へ進み、止めます。
★①画目の終点と同じ位の長さで終えましょう。
五画目
・④画目の真ん中から、下へ真っ直ぐ進み、そのまま真っ直ぐはらいます。
六画目
・①画目の終点から、下へ真っ直ぐ進み、一旦止め、そのまま右へ方向を変え進み、止めます。
★右へ方向を変える時は直角になるようにしましょう。
★右へ進む時は少し反り気味に書きましょう。
★①④画目の終点よりも外側で終えましょう。
色々なポイントがありましたが、特に注意したいのは、
・②~⑤画でできる「斤」を、マスの縦の中心よりも少し右寄りに書くこと。
・⑥画目の右へ方向を変える時は直角にすること。
です。
注意して書きましょう。
綺麗に書けるようになると、メールじゃなくて手書きの手紙を書いてみたくなりますよ♪
ぜひ挑戦してくださいね^^
「匠」は漢字検定3級レベル
(中学校卒業程度)
最後はこの記事のまとめです。
そうだった!こんなこと書いてたな!
と思い出してくださいね^^
*
漢字の成り立ち「匠」まとめ
それでは最後にまとめていきましょう。
- 「匠」の漢字の成り立ちは、箱や入れ物に関連ものを表す「匚」と、木を切る際に使われる斧を表す「斤」が組み合わさってできた会意文字。
- 読み方は、「ショウ」「たくみ」。
- 六画で、部首は「匚(はこがまえ)」。
- 綺麗に書くポイントは、「②~⑤画でできる「斤」を、マスの縦の中心よりも少し右寄りに書くこと」「⑥画目の右へ方向を変える時は直角にすること」。
- 漢字検定3級レベル (中学校卒業程度)。
以上が漢字「匠」のまとめです。
いかがでしたか?
漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。
楽しく学んでくださいね♪