漢字の成り立ち

「絵」の漢字の成り立ちは刺繍に関係した綺麗な成り立ち<漢字の意味・読み方・画数・部首一覧>

成り立ち 形声文字
部首 画数 (部首) 糸 (いと・いとへん)(画数)12画
読み方 (音)カイ・ 
学年 小学校2年生
漢字検定 9級

名前に付けられる漢字としても人気のあった「絵」ですが、なるほど、綺麗な成り立ちです。

漢字の成り立ちは、生や死など、生活に直結したことから成り立つことが多いですが、これは芸術的なところからできた漢字でした。

詳しく見ていきましょう!



漢字の成り立ち「絵」
(形声文字)

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漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>

 

 

繪/絵

 

絵の難しい漢字(旧字)は「繪」。

音を表す「會(クワイ)」と意味を表す「糸」が組み合わさってできた形声文字です。

「會」は、「多くのものが集まる」というイメージがあり、「糸」は絹糸を表しています。

 

説文解字(最古の部首別漢字字典)に「五采(色)を會(あつ)めたる繍(ぬひとり)なり」とあり、もともと「絵」は、五色の刺繍による絵模様のことでした。

のちに、色彩としての「絵」で使われるようになります。

「絵」は刺繍の模様や帛と呼ばれた絹布に描かれた絵画のことで、「画」は彫刻した模様を言いました。

 

心に響く漢字一文字33選!前向きな気持ちになれる漢字漢字って自由に解釈するともっと楽しいものになると気づかされます。偉い研究者が成り立ちについて色々語るけれど、そんなのとっぱらって自由に感じる方が幸せになれることも多いのです。漢字をこんな風に自由に解釈したら、ものの考え方も自由に、前向きに解釈できるようになるかもしれませんよ!ここでは、ちゃんとした漢字の成り立ちとともに、心に響くような捉え方について書いています。きっとここだけじゃないあなたなりの解釈の仕方も出てくるのではないでしょうか。ぜひ教えてくださいね^^...

 

「絵」の漢字の成り立ちが分かったら、次は正しい形で書く練習です。

昨今では、携帯電話やパソコンが普及し、日常生活から手書きで書く、という機会が減りました。

ですが一方で、漢字学習においては、その文字を記憶するには手書きすることが一番、能力の向上に役立つ、という研究結果も出てきているところです。

また、お年寄りにとっても、手書きするということが脳機能を活性化させ、痴呆防止にも役立つと言われています。

実は90%以上の方が、老化防止として、新しいことを始めることに意欲的なんだそうですよ!

ここでもう一度、「絵」という漢字が、

  • どのような形で
  • どのような筆順で
  • どのような所に注意したら良いか

確認しながら練習してみましょう。



漢字「絵」の綺麗な書き方

漢字<画数で検索>する場合はこちら

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ゆっくり練習していきましょう。

漢字「絵」の綺麗な書き方<ポイント>

・1、2画目の斜め線↙は、平行になるように書く

・10画目は9画目よりも長く書く

・11画目の下部分に空白があるように書く





漢字の成り立ち「絵」まとめ

では最後はまとめです。

「絵」の漢字の成り立ちは、

  • 音を表す「會(クワイ)」と意味を表す「糸」が組み合わさってできた形声文字。
  • 漢字の意味は、いろどり、もよう、線や色で姿や形をえがいたもの、えがくこと。
  • 部首は「 糸 (いと・いとへん)で、画数は12画。
  • 読み方は、(音)カイ・ 
  • 小学2年生の漢字。
  • 漢字検定は9級。
  • 書き順のポイントは、「1、2画目の斜め線が平行になるように書くこと」「10画目は9画目よりも長く書くこと」「11画目の下部分に空白があるように書くこと」

以上が漢字「絵」のまとめです。

いかがでしたか?

楽しい漢字ライフを♪



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