本記事は筆者独自の見解です。漢字に親しみを覚えていただければ幸いです。
漢字の成り立ち「手」
[chat face=”character_hakase.jpg” name=”成り立ち博士” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]こんにちは、成り立ち博士です。[/chat]
今日は小学校一年生で学習する「手」という漢字です。
成り立ち・意味・読み方・書き順・うんちくまで分かりやすく紹介します。
特に最後のうんちくでは手の温度で人の心は読めるのか?というお話しです。
ぜひ最後まで読み進めてくださいね♪
それでは見ていきましょう!
漢字の成り立ち「手」
(象形文字)
↓
漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>
↓
手
手という漢字は、手の指を開いた様子から作られました。
では次にこの字の意味を確認していきましょう。
どのような使われ方をするのでしょうか。
漢字「手」の意味
物を取ったり握ったりする体の一部
例:手首(てくび)、挙手(きょしゅ)、手相(てそう)、握手(あくしゅ)、手指(しゅし)
能力・技術
例:手際(てぎわ)、妙手(みょうしゅ)、手管(てくだ)、名手(めいしゅ)、手技(しゅぎ)、お手前(おてまえ)
自作したもの
例:手記(しゅき)、手芸(しゅげい)、手製(てせい)
仕事・役割
例:歌手(かしゅ)、助手(じょしゅ)
接頭辞として※
例:浅手(あさで)、新手(あらて)、人手(ひとで)、厚手(あつで)、痛手(いたで)
※接頭辞とは、他の言葉に付け足して使い意味を付け加える働きをする文字のこと。
向き・方向
例:右手(左手)にある(みぎて(ひだりて)にある)、手前(てまえ)、上手(うわて)、下手(しもて)
「あなた」を乱暴にした言い方
例:手前(てめえ)
では次に、手はどのような読みをするのか紹介していきますね。
漢字「手」の読み方
音読み・訓読み別に見ていきましょう。
音読み
「シュ」
例:手話(しゅわ)、手交(しゅこう)、手段(しゅだん)、手工(しゅこう)、手術(しゅじゅつ)、手裏剣(しゅりけん)、手榴弾(しゅりゅうだん)、下手(かしゅ・げしゅ)、挙手(きょしゅ)、手跡(しゅせき)、空手(くうしゅ)、国手(こくしゅ)、上手(じょうしゅ)、助手(じょしゅ)、選手(せんしゅ)、素手(そしゅ)、手芸(しゅげい)、手交(しゅこう)、着手(ちゃくしゅ)、手腕(しゅわん)、手練(しゅれん)、手中(しゅちゅう)、徒手(としゅ)、入手(にゅうしゅ)、妙手(みょうしゅ)、手法(しゅほう)、名手(めいしゅ)、手記(しゅき)、手巾(しゅきん)
「ズ」(常用外)
例:上手(じょうず)
訓読み
「て」
例:手編み(てあみ)、手洗い(てあらい)、手植え(てうえ)、手薄(てうす)、手桶(ておけ)、手鏡(てかがみ)、手織り(ており)、手籠(てかご)、手枷(てかせ)、手形(てがた)、手柄(てがら)、手傷(てきず)、手際(てぎわ)、手駒(てごま)、手塩(てしお)、手数(てすう)、手筋(てすじ)、手玉(てだま)、手帳(てちょう)、手風(てぶり)、手枕(てまくら)、王手(おうて)、奥手(おくて)、追手(おって)、男手(おとこで)、書き手(かきて)、買い手(かいて)、重手(おもで)
「た」
例:手綱(たづな)、手折る(たおる)、手繰る(たぐる)、手弱女(たおやめ)、手向ける(たむける)
その他
手水(ちょうず)、手斧(ちょうな)、左手(ゆんで)、右手(めて)、御手洗(みたらい)
次に綺麗に金を書くためのポイントをお伝えします。
漢字「手」の書き順・書き方
(四画)(部首:手)
綺麗に手と書くためのポイントを紹介します。
一画目
・マスの右上からやや左払いで一本書きます。
・角度を付け過ぎず、寝かせて書きましょう。
二画目
・一画目より少し長めに、やや右斜め上横に一本伸ばし、止めます。
三画目
・二画目よりも長く、やや右斜め上へ進み、止めます。
四画目
・一画目から突き出さないように書き始めます。
・マスのたて中心から書き始め、丸みを帯びながら下へ進みます。
・またマスのたて中心まで着たら右斜め上へ短くはねます。
・中心から始まり、中心ではねてください。
次に手に関係するうんちくを紹介します。
ではどのようなうんちくでしょうか?
漢字「手」のうんちく
手の温度でも相手の心が読める?
「手が冷たい人は心が温かいんだよ」と冗談で言うのを聞いたことがありませんか。
実はこれ、冗談ではなく、体のメカニズムと関係があるそうなんですよ。
人間の体は体温調整する力が備わっていて、暑ければ汗をかくなどで体温を下げ、寒ければ発熱して体温を上げようとします。
体を防御する働きとしてとても重要な役割があるわけですが、もう一つ体を守る機能として、心が動いた時に出る「緊張汗」ならぬ「精神性発汗」です。
緊張時のみの汗は手のひらと脇などの決まった場所にかくそうです。
その時手の温度は下がっています。
そこで考えてみてください。
恋愛している時って緊張しませんか?
もし相手の手が冷たいなと感じたら、もしかしたら緊張しているのかもしれませんね^^
手の温度でも相手の心が読めるかもしれないといううんちくでした。
漢字の成り立ち「手」のまとめ
ではこの記事のまとめをしていますね。
- 手という漢字の成り立ちは、手を開いた所をかたどって表現した象形文字。
- 意味は、物を取ったり握ったりする体の一部、能力・技術、自作したもの、仕事・役割、接頭辞として、向き・方向、「あなた」を乱暴にした言い方。
- 読み方は「シュ」「ズ」「て」「た」
- 手という漢字は四画で、部首は手。
- 手の温度でも相手の心が読めるのかといううんちく
以上が漢字「学」のまとめです。
いかがでしたか?
漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。
楽しく学んでくださいね♪
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