本記事は筆者独自の見解です。漢字に親しみを覚えていただければ幸いです。
「上」の漢字の成り立ちは篆文の形が面白い!<漢字の意味・読み方・画数・部首一覧>
成り立ちの種類 | 指事文字 |
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漢字の部首・画数 | (部首)一 (いち)(画数)3画 |
漢字の読み方 | (音)ジョウ・ ショウ(訓)うえ・ うわ・ かみ・ あげる・ あがる・ のぼる・ のぼせる・ のぼす [外]たてまつる・ ほとり |
漢字の意味 | うえ、かみ、うえのほう、高いほう、年齢や地位・身分などが高い、程度が高い、よい、すぐれる、順序が先のほう、まえ、あがる、あげる、のぼる、高いほうに動く、たてまつる、のぼせる、おおやけの場にかかげる、ほとり、あたり、…に関して、…において、漢字の四声の一つ(上声) |
漢字の学年・漢字検定 | (学年)小学校1年生(漢字検定)10級 |
「上」という漢字は、数少ない指事文字です。
どのようにして「上」という漢字ができたのでしょうか。
3画しかない単純な漢字ですが、下の横線(ー)には2つ説があります。
詳しく見ていきましょう!
個人的には、篆文が「上」を表すのにとても面白い形をしていると思います。
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漢字の成り立ち「上」
(指事文字)
漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>
↓
上
上の漢字の成り立ちは、下にある物の上に点を乗せることで「うえ」を表した指事文字です。
また、下の長い線を「手のひら」に見立て、手のひらの上に点を付けることで「うえ」を表した、という説もあります。
どちらにしても、下の線を境に点を付けることで上を表現しています。
最初は点で表していた「うえ」ですが、後に点がしっかりとした線となりました。
ここから更に点が加わり、現在の「上」という漢字になったのです。
篆文を見ると分かりやすいですが、線が上に伸びていくような形をしていますね。
このように「うえ」というのは、上下の上、というだけでなく、上へ上へと積み上がっていく、「あがる」というイメージも持つ漢字なのです。
「上」の漢字の成り立ちが分かったら、次は正しい形で書く練習です。
昨今では、携帯電話やパソコンが普及し、日常生活から手書きで書く、という機会が減りました。
ですが一方で、漢字学習においては、その文字を記憶するには手書きすることが一番、能力の向上に役立つ、という研究結果も出てきているところです。
また、お年寄りにとっても、手書きするということが脳機能を活性化させ、痴呆防止にも役立つと言われています。
実は90%以上の方が、老化防止として、新しいことを始めることに意欲的なんだそうですよ!
ここでもう一度、「上」という漢字が、
- どのような形で
- どのような筆順で
- どのような所に注意したら良いか
確認しながら練習してみましょう。
漢字「上」の綺麗な書き方
ゆっくり練習していきましょう。
漢字「上」の綺麗な書き方<ポイント>
・1画目の書き順を間違いやすいので注意する。
・2画目は少し右斜め上に向けて書く。
・3画目は長く反らせながら書く。
漢字の成り立ち「上」まとめ
では最後はまとめです。
「上」の漢字の成り立ちは、
- 下にある物の上に点を乗せることで「うえ」を表した指事文字。
- 漢字の意味は、うえ、かみ、うえのほう、高いほう、年齢や地位・身分などが高い、程度が高い、よい、すぐれる、順序が先のほう、まえ、あがる、あげる、のぼる、高いほうに動く、たてまつる、のぼせる、おおやけの場にかかげる、ほとり、あたり、…に関して、…において、漢字の四声の一つ。
- 部首は「 一(いち)」で、画数は3画。
- 読み方は、ジョウ・ ショウ(訓)うえ・ うわ・ かみ・ あげる・ あがる・ のぼる・ のぼせる・ のぼす [外]たてまつる・ ほとり。
- 小学1年生の漢字。
- 漢字検定は10級。
- 書き順のポイントは、「1画目の書き順を間違いやすいので注意する」「2画目は少し右斜め上に向けて書く」「3画目は長く反らせながら書く」こと。
以上が漢字「上」のまとめです。
いかがでしたか?
楽しい漢字ライフを♪