MENU

漢字の成り立ち「女」

本記事は筆者独自の見解です。漢字に親しみを覚えていただければ幸いです。

 

[chat face=”character_hakase.jpg” name=”成り立ち博士” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]こんにちは、成り立ち博士です。[/chat]

 

今日は小学校一年生で習う「女」という漢字を紹介します。

さいごのうんちくでは、女偏はあるのに男偏がない理由紹介しています。

ぜひ最後まで読み進めてくださいね♪

それではまず最初に成り立ちから説明していきましょう!

目次

漢字の「女」成り立ち
(象形文字)


(甲骨)

 

 

象形文字です。

この「女」という漢字は、女性が両手を前に重ね、膝を地面につけひざまづいている様子から出来た漢字です。

・女の中に「、」を二つ(乳房)を入れて「母」という漢字になりました。


(母の古代文字)

 

 ・女の略字からカタカナの「メ」が作られ、草書体(早く書くための書体)からひらがなの「め」が生まれました。


(草書体)

 

では次にこの字の意味を確認していきましょう。

どのような使われ方をするのでしょうか。

漢字「女」の意味

性別

例:女(おんな)、女性(じょせい)、女児(じょじ)、女童(おんなわらべ)、幼女(ようじょ)、少女(しょうじょ)

 あなた、おまえの古語

例:女(なんじ) = 汝

彼女

例:「息子に女ができた」というと「息子に彼女ができた」ことを意味します。

 

では次に、女はどのような読みをするのか紹介していきますね。

漢字「女」の読み方

音読み・訓読み別に紹介していきます。

音読み

「ジョ」
例:女王(じょうおう)、女子(じょし)、女児(じょじ)、幼女(ようじょ)、養女(ようじょ)、老女(ろうじょ)、王女(おうじょ)、海女(かいじょ)、官女(かんじょ)、下女(げじょ)、皇女(こうじょ)、才女(さいじょ)、妻女(さいじょ)、子女(じじょ)、女医(じょい)、女系(じょけい)、女史(じょし)、女装(じょそう)、女流(じょりゅう)、一女(いちじょ)、美女(びじょ)

・彼女は絶世の美女だ。
(かのじょはぜっせいのびじょだ)

 

「ニョ・ニョウ」
例:老若男女(ろうにゃくなんにょ)、女人(にょにん)、女房(にょうぼう)、女官(にょかん)、女房と鍋釜は古いほどよい(にょうぼうとなべかまはふるいほどよい)、女房の妬くほど亭主もてもせず(にょうぼうのやくほどていしゅもてもせず)

・私の女房は子供を良い子に育ててくれた。
(わたしのにょうぼうはこどもをいいこにそだててくれた)

訓読み

「おんな」
例:雪女(ゆきおんな)、女手(おんなで)、女賢しうして牛売り損なう(おんなさかしゅうしてうしうりそこなう)、女は己を説ぶ者の為に容づくる(おんなはおのれをよろこぶもののためにかたちづくる)

・私は女手一つで子供四人を育てた。
(わたしはおんなでひとつでこどもよにんをそだてた)

 

「め」
例:女神(めがみ)、乙女(おとめ)、女々しい(めめしい)、早乙女(さおとめ)、手弱女(たおやめ)、鮎魚女(あいなめ)、大原女(おはらめ)、女滝(めだき)、女松(めまつ)

・あの男は女々しい。
(あのおとこはめめしい)

 

「むすめ」(常用外)
例:女(むすめ)

「めあわせる」(常用外)
例:女わせる(めあわせる)

なんじ」(常用外)
例:女(なんじ)

その他

例:女将(おかみ)、女形(おやま)、女子(おなご)、女形(おやま)、貴女(あなた)、海女(あま)、女郎花(おみなえし)、巫女(みこ)、皇女(みこ)、湯女(ゆな)

 

次に綺麗に金を書くためのポイントをお伝えします。

漢字「女」の書き順・書き方
(三画)(部首:女)

綺麗に女と書くためのポイントを紹介します。

一画目

・マスの中心近くから左斜め下へ真っ直ぐ進み、一旦止めます。

・鉛筆を離さず、そのまま角度を変えて、少し丸みを付けながら右斜め下へ進み、止めます。

二画目

・一画目の書き始めよりも下から書き始めます。

・左斜め下へカーブしながら進み、ゆっくりはらいます。

一画目と二画目の書き終わりを揃えましょう。

三画目

・やや右上がりに右へ進み、止めます。

 

次に女に関係するうんちくを紹介します。

どのようなうんちくでしょうか?

漢字「女」のうんちく

女偏はあるのに男偏がない理由

女偏で調べると約80個もの女偏の漢字が出てきます。

しかし対して、男は偏すらもありません。

男が付く漢字は、「勇」や「舅」などあり、偏っぽい漢字で言うと、嬲る(なぶる)まであるのに不思議ですね。

理由は単純なんです。

例えば「勇」の部首は力、「湧」は氵、「虜」は虍、「嬲」は女と、男は他の部首に頼って漢字を完成されられるからなのです。

漢字の成り立ち「男」のうんちくでも紹介したように、男という漢字は、昔はあまり使われておらず影が薄かったことも理由のひとつと考えられます。

漢字の成り立ち「女」のまとめ

ではこの記事のまとめをしていますね。

  • 女という漢字は象形文字である。
  • 性別としての女性・あなたおまえの古語・彼女という意味がある。
  • 女の読み方は「ジョ」「ニョ」「 ニョウ」「おんな」「め」「むすめ」「めあわせる「なんじ」などがある。
  • 女は 三画で部首は女。
  • 女偏はあるのに男偏がない理由

以上が漢字「女」のまとめです。

いかがでしたか?

漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。

楽しく学んでくださいね♪

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (1件)

  • […] 一 右 雨 円 王 音 下 火 花 貝 学 気 九 休 玉 金 空 月 犬 見五 口 校 左 三 山 子 四 糸 字 耳 七 車 手 十 出 女 小 上 森 人 水 正 生 青 夕 石 赤 千 川 先 早 草 足 村 大 男 竹 中 虫 町 天 田 土 二 日 入 年 白 八 百 文 木 本 名 目 立 力 林 六 […]

目次