本記事は筆者独自の見解です。漢字に親しみを覚えていただければ幸いです。
漢字の成り立ち「重」
[chat face=”character_hakase.jpg” name=”成り立ち博士” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]こんにちは、成り立ち博士です。[/chat]
今日は小学校三年生で学習する「重」という漢字です。
成り立ち・読み方・書き順を分かりやすく紹介します。
漢字が好きな人、漢字検定を受ける人もぜひ最後まで読み進めてくださいね♪
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目次から読みたい所へ飛べますよ♪
漢字の成り立ち「重」
(会意文字)
東 + 土
↓
漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>
↓
重
「東」と「土」が組み合わさってできた漢字です。
「東」は上下をくくりつけた袋で、「土」は丸められた土を台に置いている様子を表しています。
「重」は袋の下に土がおもりのように置かれている様子から「おもい」という意味となりました。
さて次は読み方です。
「重」という漢字の読み方を全て知っていますか?
もしかしたら意外な読み方があるかもしれません。
チェックしてみましょう!
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漢字「重」の読み方
音読み・訓読み別に見ていきましょう。
音読み
「ジュウ」
例:重要(じゅうよう)、重出(じゅうしゅつ)、重症(じゅうしょう)、重傷(じゅうしょう)、重度(じゅうど)、重力(じゅうりょく)、重恩(じゅうおん)、重任(じゅうにん)、重圧(じゅうあつ)、重患(じゅうかん)、重点(じゅうてん)、重刑(じゅうけい)、重箱(じゅうばこ)重職(じゅうしょく)、重囲(じゅうい)、重訂(じゅうてい)、重臣(じゅうしん)、重心(じゅうしん)、重縁(じゅうえん)、重曹(じゅうそう)、重奏(じゅうそう)、重層(じゅうそう)、重言(じゅうげん)、重砲(じゅうほう)、重詰め(じゅうづめ)、重罰(じゅうばつ)、重々(じゅうじゅう)重弁(じゅうべん)、重機(じゅうき)、重責(じゅうせき)、重鎮(じゅうちん)、重版(じゅうはん)、重犯(じゅうはん)、重合(じゅうごう)、重罪(じゅうざい)、重病(じゅうびょう)、重苦(じゅうく)、重視(じゅうし)、過重(かじゅう)、荷重(がじゅう)、加重(かじゅう)、重大(じゅうだい)、重税(じゅうぜい)、重厚(じゅうこう)、重工(じゅうこう)、重態(じゅうたい)、重体(じゅうたい)、重文(じゅうぶん)、重婚(じゅうこん)、重刷(じゅうさつ)、重油(じゅうゆ)、重水(じゅうすい)、重役(じゅうやく)、軽重(けいじゅう)、多重(たじゅう)、鰻重(うなじゅう)、比重(ひじゅう)、組重(くみじゅう)、厳重(げんじゅう)、体重(たいじゅう)、鈍重(どんじゅう)
「チョウ」
例:重宝(ちょうほう)、尊重(そんちょう)、荘重(そうちょう)、輜重(しちょう)、貴重(きちょう)、重畳(ちょうじょう)、重陽(ちょうよう)、敬重(けいちょう)、自重(じちょう)、慎重(しんちょう)、鄭重(ていちょう)、丁重(ていちょう)、珍重(ちんちょう)、偏重(へんちょう)、重複(ちょうふく)
訓読み
「え」
例:一重(ひとえ)、七重(ななえ)、八重(やえ)、九重(ここのえ)、幾重(いくえ)
「おも(い)」
例:重い(おもい)、気重(きおも)、口重(くちおも)、重手(おもで)、重石(おもし)、重荷(おもに)、重湯(おもゆ)、身重(みおも)
「かさ(ねる)(なる)」
例:重ねる(かさねる)、重なる(かさなる)
では次に「重」の書き順・書き方です。
漢検でも、雑な書き方は減点対象です。
一画ずつ丁寧に解説していきますね。
漢字「重」の書き順・書き方
(九画)(部首:里)
ゆっくり練習していきましょう。
ポイントは中心を意識して、左右の幅が同じになることです。
一画目
・マスの右上から、寝かせ気味に、左斜め下へ短くはらいます。
ニ画目
・「重」の中で一番長い線です。
・やや右斜め上へ、反るようなイメージで進み、止めます。
三画目
・一画目の終点の下から、内向きに下へ進み、止めます。
四画目
・三画目の始点から、右斜め上へ進み、一旦止めます。
・そのまま内向きに下へ進み、止めます。
・三画目と内向きの角度を揃えましょう。
五画目
・三画目の真ん中から、やや右斜め上へ進み、四画目に当たる所で止めます。
六画目
・三画目と四画目の終点が少しはみ出るように、やや右斜め上へ進み、止めます。
・三~六画目でできる「田」の空間が同じ大きさになるようにしましょう。
七画目
・一画目の真ん中辺りから、マスのたての中心を通るように、真っ直ぐ下へ進み、止めます。
八画目
・三画目の終点の下辺りから、やや右斜め上へ進み、四画目の終点辺りで止めます。
九画目
・やや右斜め上へ反るイメージで進み、止めます。
・ニ画目よりも少し内側で収まるようにしましょう。
止める所、払うところ、角度を付ける所など、色々なポイントがありましたね。
注意して書きましょう。
綺麗に書けるようになると、メールじゃなくて手書きの手紙を書いてみたくなりますよ♪
ぜひ挑戦してくださいね^^
「重」は漢字検定8級レベル
最後はこの記事のまとめです。
そうだった!こんなこと書いてたな!
と思い出してくださいね^^
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漢字の成り立ち「重」まとめ
それでは最後にまとめていきましょう。
- 「重」の漢字の成り立ちは「東」と「土」が組み合わさってできた会意文字。
- 読み方は、「ジュウ」「チョウ」「え」「おも」「かさ」。
- 九画で、部首は里、左右のバランスや空間を揃えることがポイント。
- 漢字検定8級レベル。
以上が漢字「重」のまとめです。
いかがでしたか?
漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。
楽しく学んでくださいね♪
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