漢字の成り立ち

漢字の成り立ち「真」

 

成り立ち博士
成り立ち博士
こんにちは、成り立ち博士です。

 

今日は小学校三年生で学習する「真」という漢字です。

成り立ち・読み方・書き順を分かりやすく紹介します。

漢字が好きな人、漢字検定を受ける人もぜひ最後まで読み進めてくださいね♪


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目次から読みたい所へ飛べますよ♪

漢字の成り立ち「真」
(会意文字)

漢字の成り立ち<会意文字とは>

 


(旧字体)

+ けん

 


漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>

 

 

 

真の旧字は眞で「」と「けん」が組み合わさってできた会意文字です。

「匕」は人間を逆さにして死者を表し、「県」は人間の首が逆さになっている様子を表わしており、のたれ死んだ人を表現しています。

のたれ死んだ人というのは、もう永遠に何にもならない=真の存在であることから、「真」は「まこと」という意味で使われるようになりました。

 

さて次は読み方です。

「真」という漢字の読み方を全て知っていますか?

もしかしたら意外な読み方があるかもしれません。

チェックしてみましょう!


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漢字「真」の読み方

音読み・訓読み別に見ていきましょう。

音読み

「シン」
例:真珠(しんじゅ)、真理(しんり)、真紅(しんく)、真底(しんそこ)、真症(しんしょう)、真券(しんけん)、真鍮(しんちゅう)、真剣(しんけん)、真影(しんえい)、真意(しんい)、真勇(しんゆう)、真情(しんじょう)、真打(しんうち)、真薯(しんじょ)、真因(しんいん)、真価(しんか)、真猿(しんえん)、真蹟(しんせき)、真跡(しんせき)、真率(しんそつ)、真言(しんごん)、真読(しんどく)、真筆(しんぴつ)、真摯(しんし)、真贋(しんがん)、真正(しんせい)、真偽(しんぎ)、真義(しんぎ)、真空(しんくう)、真個(しんこ)、真相(しんそう)、真槍(しんそう)、真髄(しんずい)、真皮(しんぴ)、真如(しんにょ)、天真爛漫(てんしんらんまん)、純真(じゅんしん)、正真(しょうしん)、写真(しゃしん)、迫真(はくしん)、真骨頂(しんこっちょう)

訓読み

「ま」
例:真面目(まじめ)、真人間(まにんげん)、真水(まみず)、真心(まごころ)、真顔(まがお)、真正面(ましょうめん)、真ん前(まんまえ)、真上(まうえ)、真下(ました)、真っ逆様(まっさかさま)、真ん中(まんなか)、真裏(まうら)、真際(まぎわ)、真っ平(まっぴら)、真砂(まさご)、真鯉(まごい)、真鯛(まだい)、真鰈(まがれい)、真鰯(まいわし)、真鯵(まあじ)、真鴨(まがも)、真木(まき)、真っ青(まっさお)、真っ裸(まっぱだか)、真っ赤(まっか)、真っ暗(まっくら)、真っ当(まっとう)、真土(まつち)、真夏(まなつ)、真冬(まふゆ)、真似(まね)、真鶴(まなづる)、真名(まな)、真秀(まほ)、真帆(まほ)、真綿(まわた)、真ん丸(まんまる)、真四角(ましかく)、真犯人(しんはんにん)、真桑瓜(まくわうり)、真っ只中(まっただなか)、真昼間(まっぴるま)、

「まこと」
例:真(まこと)

その他

真田(さなだ)、真葛(さねかずら)、真(まこち)

 

では次に「真」の書き順・書き方です。

漢字検定でも、雑な書き方は減点対象です。

<漢検>採点基準と合格基準

一画ずつ丁寧に解説していきますね。

漢字「真」の書き順・書き方
(十画)(部首:目)

ゆっくり練習していきましょう。

ポイントは、左右対称に書くことです。

一画目

・マスの左上から、やや右斜め上へ進み、止めます。

ニ画目

・一画目の中心を通るように、真っ直ぐ下へ、短く進みます。

三画目

・一画目の始点よりも内側から、下へ真っ直ぐ進み、止めます。

四画目

・三画目の始点から、やや右斜め上へ進み、一旦止めます。

・そのまま下へ真っ直ぐ進み、最後は止めます。

五画目

・三画目の上から1/3の所から、やや右斜め上へ進み、四画目にぶつかった所で止めます。

六画目

・三画目の下1/3から、やや右斜め上へ進み、四画目にぶつかった所で止めます。

七画目

・三画目の終点が少しはみ出る所から書き始め、四画目の終点が少しはみ出る所で書き終わります。

・「目」の空間が同じ大きさになるようにしましょう。

八画目

・「真」の字で一番長い横線です。

・やや右斜め上へ反るようなイメージで進み、最後は止めます。

九画目

 

・三画目の終点の下辺りから、左斜め下へ短くはらいます。

十画目

・右斜め下へ、短く点を書き止めます。

・九画目と終点のラインが揃うようにしましょう。

 

前述しましたが、ポイントは左右対称に書くことです!

その他にも、止める所、払うところなど色々なポイントがありましたね。

注意して書きましょう。

綺麗に書けるようになると、メールじゃなくて手書きの手紙を書いてみたくなりますよ♪

ぜひ挑戦してくださいね^^

「真」は漢字検定8級レベル

漢字検定のレベル別詳細についてはこちら

 

最後はこの記事のまとめです。

そうだった!こんなこと書いてたな!

と思い出してくださいね^^


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漢字の成り立ち「真」まとめ

それでは最後にまとめていきましょう。

  • 「真」の漢字の成り立ちは「匕」と「県」が組み合わさってできた会意文字。
  • 読み方は、「シン」「ま」「まこと」。
  • 漢字「真」は十画で、部首は目。左右対称に書くことがポイント。
  • 漢字検定8級レベル

 

以上が漢字「真」のまとめです。

いかがでしたか?

漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。

楽しく学んでくださいね♪

 

 

 

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