今日は小学校五年生で学習する「師」という漢字です。
成り立ち・読み方・書き順を分かりやすく紹介します。
漢字が好きな人、漢字検定を受ける人もぜひ最後まで読み進めてくださいね♪
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目次から読みたい所へ飛べますよ♪
漢字の成り立ち「師」
(会意文字)
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漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>
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師
「」と「帀」が組み合わさってできた会意文字です。
「」は、戦争に出る前、軍が勝利を祈って供えた肉を表しています。
「帀」は、その肉を切り分ける刀です。
肉を切り分けるのは権限のある将軍であったことから、「指導者」「先生」の意味として使われるようになりました。
さて次は読み方です。
「師」という漢字の読み方を全て知っていますか?
もしかしたら意外な読み方があるかもしれません。
チェックしてみましょう!
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漢字「師」の読み方
音読み・訓読み別に見ていきましょう。
音読み
「シ」
例:師走(しわす)、師匠(ししょう)、師承(ししょう)、師弟(してい)、師恩(しおん)、師父(しふ)、師事(しじ)、師資(しし)、師旅(しりょ)、師団(しだん)、師表(しひょう)、師友(しゆう)、出師(すいし)、旧師(きゅうし)、技師(ぎし)、占い師(うらないし)、漁師(りょうし)、猟師(りょうし)、絵師(えし)、法師(ほうし)、国師(こくし)、京師(けいし)、楽師(がくし)、薬師(くすし)、医師(いし)、恩師(おんし)、教師(きょうし)、尊師(そんし)、軍師(ぐんし)、講師(こうし)、野師(やし)、塗師(ぬりし)、研師(とぎし)、祖師(そし)、律師(りっし)、大師(だいし)、禅師(ぜんじ)、業師(わざし)、庭師(にわし)、仏師(ぶっし)、牧師(ぼくし)、山師(やまし)、老師(ろうし)、一寸法師(いっすんぼうし)、影法師(かげぼうし)、宣教師(せんきょうし)、美容師(びしょうし)
訓読み
「みやこ」「いくさ」(常用外)
例:師(みやこ・いくさ)
その他
師兄(すひん)
では次に「師」の書き順・書き方です。
漢字検定でも、雑な書き方は減点対象です。
一画ずつ丁寧に解説していきますね。
漢字「師」の書き順・書き方
(十画)(部首:巾)
漢字<部首から検索>する場合はこちら
ゆっくり練習していきましょう。
一画目
・マスの左上から、左斜め下へ短くはらいます。
ニ画目
・一画目の終点から、真っ直ぐ下へ進み、止めます。
三画目
・ニ画目の始点から、やや右斜め上へ進み、一旦止めます。
・そのまま、内向きに下へ短く進み、止めます。
四画目
・やや右斜め上へ進み、三画目の終点を少し過ぎた所で止めます。
五画目
・やや右斜め上へ進み、一旦止めます。
・そのまま内向きに下へ短く進み、止めます。
六画目
・ニ画目の終点が突き出る位置から、やや右斜め上へ進み、五画目の終点を少し過ぎた所で止めます。
七画目
・一画目の始点より低い位置から、やや右斜め上へ進み、止めます。
八画目
・七画目の始点の下から、真っ直ぐ下へ進み、止めます。
九画目
・八画目の始点から、やや右斜め上へ進み、一旦止めます。
・そのまま下へ真っ直ぐ進み、左斜め上へ跳ねます。
・八画目の終点よりも少し下の位置から跳ねましょう。
十画目
・七画目からはみ出さないように、下へ真っ直ぐ進み、そのまましたへはらいます。
・左の「」よりも長くなるようにはらいましょう。
止める所、払うところなど、色々なポイントがありましたね。
注意して書きましょう。
綺麗に書けるようになると、メールじゃなくて手書きの手紙を書いてみたくなりますよ♪
ぜひ挑戦してくださいね^^
「師」は漢字検定6級レベル
最後はこの記事のまとめです。
そうだった!こんなこと書いてたな!
と思い出してくださいね^^
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漢字の成り立ち「師」まとめ
それでは最後にまとめていきましょう。
- 「師」の漢字の成り立ちは「」と「帀」が組み合わさってできた会意文字。
- 読み方は、「シ」「みやこ」「いくさ」。
- 漢字「師」は十画で、部首は巾。
- 漢字検定6級レベル。
以上が漢字「師」のまとめです。
いかがでしたか?
漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。
楽しく学んでくださいね♪