本記事は筆者独自の見解です。漢字に親しみを覚えていただければ幸いです。
漢字の成り立ち「部」
[chat face=”character_hakase.jpg” name=”成り立ち博士” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]こんにちは、成り立ち博士です。[/chat]
今日は小学校三年生で学習する「部」という漢字です。
成り立ち・読み方・書き順を分かりやすく紹介します。
漢字が好きな人、漢字検定を受ける人もぜひ最後まで読み進めてくださいね♪
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目次から読みたい所へ飛べますよ♪
漢字の成り立ち「部」
(形声文字)
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漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>
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部
意味を表す「邑」と音と表す「咅」が組み合わさってできた形声文字です。
「咅」は草や木の実が熟して割れる様子を表しています。
「邑」は「阝」で集落を表しています。
そこから部は、「小分けのうちのひとつ、地域をわけている、わける」という意味となりました。
さて次は読み方です。
「部」という漢字の読み方を全て知っていますか?
もしかしたら意外な読み方があるかもしれません。
チェックしてみましょう!
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漢字「部」の読み方
音読み・訓読み別に見ていきましょう。
音読み
「ブ」
例:部品(ぶひん)、部門(ぶもん)、部署(ぶしょ)、部外(ぶがい)、部数(ぶすう)、部面(ぶめん)、部隊(ぶたい)、部材(ぶざい)、部位(ぶい)、部長(ぶちょう)、部活(ぶかつ)、部室(ぶしつ)、部下(ぶか)、部員(ぶいん)、部費(ぶひ)、部局(ぶきょく)、部首(ぶしゅ)、部将(ぶしょう)、部落(ぶらく)、部族(ぶぞく)、部内(ぶない)、部分(ぶぶん)、部類(ぶるい)、患部(かんぶ)、幹部(かんぶ)、創部(そうぶ)、学部(がくぶ)、一部(いちぶ)、鞍部(あんぶ)、暗部(あんぶ)、上部(じょうぶ)、下部(かぶ)、細部(さいぶ)、陰部(いんぶ)、後部(こうぶ)、全部(ぜんぶ)、前部(ぜんぶ)、式部(しきぶ)、胸部(きょうぶ)、主部(しゅぶ)、基部(きぶ)、郡部(ぐんぶ)、軍部(ぐんぶ)、背部(はいぶ)、廃部(はいぶ)、大部(だいぶ)、休部(きゅうぶ)、警部(けいぶ)、腰部(ようぶ)、臀部(でんぶ)、恥部(ちぶ)、頚部(けいぶ)、残部(ざんぶ)、支部(しぶ)、北部(ほくぶ)、南部(なんぶ)、中部(ちゅうぶ)、西部(せいぶ)、市部(しぶ)、深部(しんぶ)、内部(ないぶ)、側部(そくぶ)、頭部(とうぶ)、面部(めんぶ)、入部(にゅうぶ)、腹部(ふくぶ)、本部(ほんぶ)、六部(ろくぶ)、文部(もんぶ)、両部(りょうぶ)
「ホウ」「ホ」(常用外)
例:部(ほう・ほ)
訓読み
「わ(ける)」「す(べる)」「くみ」「べ」「つかさ」(常用外)
例:部ける(わける)、部べる(すべる)、部(くみ)、部民(べみん)、語り部(かたりべ)、童部(わらわべ)、部(つかさ)
その他
部屋(へや)、部曲(かきべ)、部領(ことり)
では次に「部」の書き順・書き方です。
漢字検定でも、雑な書き方は減点対象です。
一画ずつ丁寧に解説していきますね。
漢字「部」の書き順・書き方
(十一画)(部首:阝おおざと)
ゆっくり練習していきましょう。
一画目
・マスの左上に漢字の「立」を書いていきます。
・短く下へ真っ直ぐ進み、止めます。
ニ画目
・一画目の終点に真ん中を通過するように、やや右斜め上へ短く進み、止めます。
三画目
・ニ画目の左寄りから、内向きに短く下へ進み、止めます。
四画目
・ニ画目の右寄りから、短く内向きにはらいます。
五画目
・ニ画目よりも外側から、やや右斜め上へ進み止めます。
六画目
・「立」の下に「口」を書いていきますが、口が小さくならないように注意しましょう。
・五画目の始点よりも少し内側から、内向きに下へ進み、止めます。
七画目
・六画目の始点から、やや右斜め上へ進み、一旦止めます。
・そのまま内向きに下へ進み、止めます。
八画目
・六画目の終点が少しはみ出る位置から、やや右斜め上へ進み、七画目の終点からはみ出た所で止めます。
九画目
・ニ画目の終点と同じ高さから、やや右斜め上へ進み、一旦止めます。
・そのまま内向きに下へ短くはらいます。
十画目
・九画目の終点から、丸みお帯びながら下へ進み、一旦止めます。
・そのまま左斜め上に跳ねます。
・丸みは大きめに取り、「咅」と「阝」の大きさのバランスをとりましょう。
十一画目
・九画目の始点から、真っ直ぐ下へ進み、そのまま真っ直ぐはらいます。
・左側の「咅」よりも下の位置で書き終わるようにしましょう。
止める所、払うところ、角度を付ける所、丸みを帯びる所など、色々なポイントがありましたね。
注意して書きましょう。
綺麗に書けるようになると、メールじゃなくて手書きの手紙を書いてみたくなりますよ♪
ぜひ挑戦してくださいね^^
「部」は漢字検定8級レベル
最後はこの記事のまとめです。
そうだった!こんなこと書いてたな!
と思い出してくださいね^^
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漢字の成り立ち「部」まとめ
それでは最後にまとめていきましょう。
- 「部」の漢字の成り立ちは意味を表す「邑」と音を表す「咅」が組み合わさってできた 形声文字。
- 読み方は「ブ」「ホウ」「ホ」「わ(ける)」「す(べる)」「くみ」「べ」「つかさ」。
- 漢字「部」は十一画で、部首は阝おおざと。
- 「部」は漢字検定8級レベル。
以上が漢字「部」のまとめです。
いかがでしたか?
漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。
楽しく学んでくださいね♪
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