漢字の成り立ち

漢字の成り立ち「金」

 

成り立ち博士
成り立ち博士
こんにちは、成り立ち博士です。

 

今日の漢字は「金」。

金という漢字は「お金」「オリンピックの金メダル」など、日頃からよく使われますよね。

この文字は「きん」や「かね」などのメジャーな読み方だけでなく、意外な読み方をするなど、実は奥の深い漢字なのです。

 

それではまず最初に成り立ちから説明していこうと思います。

二つの文字の複合体という特徴を持っていますよ。

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漢字の「金」の成り立ち
(象形文字


(金文)

 

 

銅などの金属を溶かして型に流し込み固まった様子を表しています。

昔の金は銅のことで、その後現在の黄金の意味となりました。

 

では次にこの字の意味を確認していきましょう。どのような使われ方をするのでしょうか。

漢字「金」の意味

通貨

例:「お金」

鉱物全般を指す

例:「金属(きんぞく)」、「合金(ごうきん)」

通貨の単位

現在は○円が使われていますが、昔は○金と使用されていた時もあった。

個体物質

例:「金属(きんぞく)」

曜日

「金曜日(きんようび)」

価値のあるものの例えとしての意味

例:「金の卵(きんのたまご)」や「沈黙は金なり(ちんもくはかねなり)」、「金言(きんげん)」

 

では次に、金はどのような読みをするのか紹介していきますね。

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「金」の読み方

音読み

「キン」

例:金曜日(きんようび)、金塊(きんかい)、基金(ききん)

「コン」

例:金剛(こんごう)、黄金(おうごん)、合金(ごうきん)

訓読み

「かね」

例:黄金色(こがねいろ)、針金(はりがね)、金目(かねめ)

「かな」

例:金物(かなもの)、金具(かなぐ)、金棒(かなぼう)

 

次に綺麗に金を書くためのポイントをお伝えします。

 

漢字「金」の書き順・書き方
(八画)(部首:金)

綺麗に金と書くためのポイントを紹介します。

一画目

中心から左へはらいます。

二画目

・同じく中心から右へはらいます。

・左右のはらい終わりが同じ高さで終わるようにします。

三画目

・マスの横中心線より上部分に、短めに右へ線を書きます。

四画目

・三画目の下に三画目よりもやや長めに右へ線を書きます。

五画目

・三画目から突き出さないように、マスの中心を通って下へ書きます。

六画目

・点はしっかり止める

七画目

・踏み込んで、左斜め下にはらう

八画目

・最後に四画目よりも長めの一線を書きます。 

出来上がりがピラミッドのように下に広がるのが綺麗に書くポイントです。

 

次に東北地方の金に関係するうんちくを紹介します。

日本の中でも東北地方では平安時代というかなり昔から良質の金がたくさん採れる地域として世界的に有名でした。

ではどのようなうんちくでしょうか?

漢字「金」のうんちく

黄金の国ジパング

平安時代の昔日本はヨーロッパの人から憧れの目で見られていた事実をご存知ですか?

日本の国は「黄金の国ジパング」と言われていました。

その理由は、世界的な旅行家であるマルコ・ポーロが記した東方見聞録(とうほうけんぶんろく)にあると言われています。

東方見聞録には「ジパングの人は金をたくさん持っている。」と記されているのです。

何故マルコ・ポーロがそのような記事を残したのかと言うと、平安時代に東北を統治した奥州藤原氏(おうしゅうふじわらし)の話がヨーロッパに伝わったからです。

当時の奥州藤原氏は東北で採取された良質の金で大繁栄していました。

その力は当時の一大勢力である平家や源氏に肩を並べるくらいだったのです。

特に藤原氏が建立した中尊寺金色堂(ちゅうそんじこんじきどう)は強い影響を与えています。

何故かというとその名の通り、お堂を全て金で塗装しているからです。

このように考えると、東北の金は昔から世界の人々に知られていたのですね。

 

では次に女性と金に関するうんちくも紹介します。

今も昔も金は女性から大人気

今でも金は女性達を魅了しますよね。

それは昔も変わらなかったようです。

クレオパトラや楊貴妃も金のネックレスを愛用していた事が分かっています。

それだけ昔から金は女性達の憧れだったのです。

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漢字の成り立ち「金」まとめ

ではこの記事のまとめをしていますね。

  • 金という文字は「全」と「二」という二つの文字から成立している。全は土・二は金属であり、要するに土の中にある砂金を表現している。
  • 音読みだと「キン」・「コン」、訓読みだと「かね」・「かな」と読まれており、小学校レベルだとこれだけ覚えておけば十分。
  • 7画目の点を広く書くのが綺麗に書くためのポイント。
  • お金や純金などの意味もありますが、「金の卵」などのように、価値のあるものの例えとしても利用される。
  • 日本は「黄金の国ジパング」と呼ばれてヨーロッパの国の人から憧れの目で見られていた。それは奥州藤原氏が良質の金を採掘して繁栄していたから。
  • 楊貴妃やクレオパトラも金のネックレスを愛用していた。

以上を一緒に学ぶと良いでしょう。

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