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【明の漢字の成り立ち】明には字形が2つあった!明るさから派生した意味とは?

本記事は筆者独自の見解です。漢字に親しみを覚えていただければ幸いです。

漢字の成り立ち 会意文字
漢字の部首・画数 (部首) 日 (ひ・ひへん・にちへん(画数)8画
漢字の読み方 (音)メイ・ ミョウ [外]ミン(訓)あ-かり・ あか-るい・ あか-るむ・ あか-らむ・ あき-らか・ あ-ける・ あ-・ あ-くる・ あ-かす
漢字の意味 あかるい、あかり、あかりがつく、あきらか、かしこい、あける。夜があける、つぎの、あす、神、神聖なもの、みん、中国の王朝名
漢字の学年・漢字検定 (学年)小学校2年生(漢字検定)9級

 

明という漢字は、名前でもよく見かける漢字ですね。

「あかるい子になって欲しい」という意味が込められているのでしょう。

確かに明という漢字には「あかるい」という意味がありますが、ホッとする明るさというよりは、くっきりとした明るさがあるようなのです。

それはどういうことなのでしょうか?

しかも明という漢字は単純で分かりやすそうな漢字ですが、実は元々字形が2つあったのはご存じですか?

詳しく見ていきましょう。



漢字の成り立ち「明」
(会意文字)

漢字の成り立ちの種類を見る

明には、「明」と「朙」の二つの字体があります。

古代文字を見ると、甲骨文字には「明」と「朙」、金文では「朙」、篆文では「朙」があることが分かります。

 

(古代文字)

漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>

 

「明」も「朙」も共に会意文字です。

 

(明)

 

 

朙)


 

 

前述の通り、「明」も「朙」も共に会意文字です。

明は「日(太陽)」と「月」で成り立ち、どちらも明るい天体を使うことでで「あかるさ」を表しています。

また、朙は「月」と「囧(窓から光を差し込んでいる様子)」で成り立ち、窓から月のあかるさが差し込んでいる様子を表しています。

どちらも暗い場所を明るく照らすという意味で、「見えないものをはっきりさせる」というイメージを持つ漢字となりました。(「明確」「証明」)

 

ここから更に、心理的なイメージとしても使われるようになります。

「ものごとをはっきり見分ける力がある」という意味で「賢い」という意味でも使われるようになりました。(「賢明」)

 

 

「明」の漢字の成り立ちが分かったら、次は正しい形で書く練習です。

昨今では、携帯電話やパソコンが普及し、日常生活から手書きで書く、という機会が減りました。

ですが一方で、漢字学習においては、その文字を記憶するには手書きすることが一番、能力の向上に役立つ、という研究結果も出てきているところです。

また、お年寄りにとっても、手書きするということが脳機能を活性化させ、痴呆防止にも役立つと言われています。

実は90%以上の方が、老化防止として、新しいことを始めることに意欲的なんだそうですよ!

ここでもう一度、「明」という漢字が、

  • どのような形で
  • どのような筆順で
  • どのような所に注意したら良いか

確認しながら練習してみましょう。



目次

漢字「明」の綺麗な書き方

漢字<画数で検索>する場合はこちら

漢字<部首から検索>する場合はこちら

ゆっくり練習していきましょう。

一画目

・漢字の「日」が、マスの上部に多く出るようにします。

・マスの左上から、真っ直ぐ下へ進み、止めます。

ニ画目

・一画目の始点から、やや内向きに短く進み、一旦止めます。

・そのまま下へ真っ直ぐ進み、一画目の終点よりも高い位置で止めます。

三画目

・一画目の真ん中から、やや内向きに短く進み、止めます。

四画目

・一画目と二画目の終点が突き出るようにして、やや内向きに短く進み、止めます。

五画目

・マスのたて中心を意識します。

・一画目よりも少し高い位置から、下へ真っ直ぐ進み、ニ画目の終点付近で左斜め下へカーブし、ゆっくりはらいます。

六画目

・五画目の始点から、やや右斜め上へ短く進み、一旦止めます。

・そのまま下へ真っ直ぐ進み、五画目よりも少し下の位置で再び止めます。

・そのまま左斜め上へ跳ねます。

七画目

・「月」の空間が同じ大きさになるように、五画目の途中から、やや右斜め上へ進み、六画目にぶつかったら止めます。

八画目

・七画目と同様、「月」の空間が同じ大きさになるように、五画目の途中から、やや右斜め上へ進み、六画目にぶつかったら止めます。

 

斜めに進む所は全て同じ角度、平行になるようにしましょう。

綺麗に書けるようになると、メールじゃなくて手書きの手紙を書いてみたくなりますよ♪

ぜひ挑戦してくださいね^^

 

最後はこの記事のまとめです。

そうだった!こんなこと書いてたな!

と思い出してくださいね^^


漢字の成り立ち「明」まとめ

それでは最後にまとめていきましょう。

  • 「明」の漢字の成り立ちには、「明」と「朙」があり、どちらも会意文字。
  • 読み方は、「メイ」「ミョウ」「ミン」「あ(かり)ける)(く)(くる)(かす)」あか(るい)(るむ)(らむ)」「あき(らか)」
  • 漢字「明」は八画で、部首は日。
  • 「明」は漢字検定9級レベル。

 

以上が漢字「明」のまとめです。

いかがでしたか?

漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。

楽しく学んでくださいね♪



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