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漢字の成り立ち「疲」

本記事は筆者独自の見解です。漢字に親しみを覚えていただければ幸いです。

[box03 title=”漢字の成り立ち”]

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[chat face=”character_hakase.jpg” name=”成り立ち博士” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]こんにちは、成り立ち博士です。[/chat]

 

今日は中学校で学習する「疲」という漢字です。

成り立ち・読み方・書き順を分かりやすく紹介します。

漢字が好きな人、漢字検定を受ける人もぜひ最後まで読み進めてくださいね♪


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目次から読みたい所へ飛べますよ♪

漢字の成り立ち「疲」
(形声文字)

漢字の成り立ち<形声文字とは>

 


漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>

 

 

 

意味を表す「(やまいだれ)」と音を表す「皮(ひ)」が組み合わさってできた形声文字です。

は病で寝ている様子を表した象形文字であり、病気に関する意味で使われます。

また皮は、本来動物の皮を手で剥ぐ様子を表した象形文字ですが、動物の皮は衣服に使われ、その衣服を着る時は体を斜めに傾けることから、ここでは「皮」は体を横にすることを表現していると考えられます。

そこで、「病」という漢字は、元気を失い床にふせる意味でで「つかれる」と使われるようになりました。

古代中国の兵法書(戦争における兵の使い方の本)に、「疲勞は撃つべし」という記述があり、これは、「敵が疲れている時こそ攻撃せよ」という意味で、この時から「疲労」という意味で使われていたことが分かります。

 

 

さて次は読み方です。

「疲」という漢字の読み方を全て知っていますか?

もしかしたら意外な読み方があるかもしれません。

チェックしてみましょう!


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目次

漢字「疲」の読み方

音読み・訓読み別に見ていきましょう。

音読み

「ヒ」
例:疲憊(ひはい)、疲労(ひろう)、疲弊(ひへい)、疲労困憊(ひろうこんぱい)、眼精疲労(がんせいひろう)、精疲力尽 (せいひりきじん)、馬疲毛長 (ばひもうちょう)、倦怠疲労 (けんたいひろう)、困窮疲労 (こんきゅうひろう)、困窮疲弊 (こんきゅうひへい)

訓読み

「つか(れる)」
例:疲れる(つかれる)

「つか(らす)」(常用外)
例:疲らかす(つからかす)、疲らす(つからす) 、疲る(つかる)

 

では次に「疲」の書き順・書き方です。

漢字検定でも、雑な書き方は減点対象です。

<漢検>採点基準と合格基準

一画ずつ丁寧に解説していきますね。

漢字「疲」の書き順・書き方
(十画)(部首:

漢字<画数で検索>する場合はこちら

漢字<部首から検索>する場合はこちら

 

ゆっくり練習していきましょう。

一画目

・マスのたての中心から、下へ真っ直ぐ、短く進み、止めます。

ニ画目

・マスの左上から、やや右斜め上へ進み、止めます。

三画目

・ニ画目の始点から、約60度の角度で左斜め下へ進み、徐々に筆圧を弱めてそのままゆっくりはらいます。

四画目

・三画目の上部から、右斜め下へ短く点を書き止めます。

・三画目に触れないようにしましょう。

五画目

・四画目の下部から、右斜め上へ短くシュッと跳ねます。

・そのまま次の画へ流れるようなイメージで書きます。

六画目

・「皮」はマスの中心よりもやや右側に来るように書いていきます。

・五画目の跳ねから、三画目と同じ角度で左斜め下へ進み、徐々に筆圧を弱めてゆっくりはらいます。

・三画目の終点と高さを合わせましょう。

七画目

・六画目の始点から、やや右斜め上へ進み、一旦止め、そのまま左斜め下へ短くシュッとはらいます。

・ニ画目よりもやや内側で収まるようにしましょう。

八画目

・七画目の真ん中と通るようにして、下へ真っ直ぐ短く進み、止めます。

九画目

・八画目が真ん中に触れるように、やや右斜め上へ短く進み、一旦止め、左斜め下へ進み、そのままゆっくりはらいます。

・七画目よりも内側で収まるようにしましょう。

十画目

・九画目の始点付近から、右斜め下へ進み、力強くはらいます。

・ニ画目より外側に長く、三、六、九画目の終点よりも下の高さで終えます。

・九画目と交わる部分が、八画目のたてのラインで揃うようにしましょう。

 

止める所、払うところ、角度を付ける所など、色々なポイントがありましたね。

注意して書きましょう。

綺麗に書けるようになると、メールじゃなくて手書きの手紙を書いてみたくなりますよ♪

ぜひ挑戦してくださいね^^

「疲」は漢字検定4級レベル

漢字検定のレベル別詳細についてはこちら

 

最後はこの記事のまとめです。

そうだった!こんなこと書いてたな!

と思い出してくださいね^^


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漢字の成り立ち「疲」まとめ

それでは最後にまとめていきましょう。

  • 「疲」の漢字の成り立ちは、意味を表す「」と音を表す「皮」が組み合わさってできた形声文字。
  • 読み方は「ヒ」「つか(れる)」。
  • 疲は十画で、部首は
  • 漢字検定4級レベル。

 

以上が漢字「疲」のまとめです。

いかがでしたか?

漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。

楽しく学んでくださいね♪

 

 

 

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