本記事は筆者独自の見解です。漢字に親しみを覚えていただければ幸いです。
漢字の成り立ち「肖」
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肖[/box03]
[chat face=”character_hakase.jpg” name=”成り立ち博士” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]こんにちは、成り立ち博士です。[/chat]
今日は高校で学習する「肖」という漢字です。
成り立ち・読み方・書き順を分かりやすく紹介します。
漢字が好きな人、漢字検定を受ける人もぜひ最後まで読み進めてくださいね♪
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目次から読みたい所へ飛べますよ♪
漢字の成り立ち「肖」
(形声文字)
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漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>
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肖
肖の旧字は(しょう)で、意味を表す「肉」と音を表す「小」が組み合わさってできた形声文字です。
中国最古の字書である説文解字という本には、「骨肉相似るなり。」とあります。
「たくさんの小さい筋肉が寄り集まっている」ということを表しており、屑や梢という漢字が小さいことから、肖は「小さいもの」という意味となりました。
そこからどうして「似る」という意味で使われるようになったのかと考えられるかというと、中国の古典「書経」では、「說傅巖の野に築り、惟れ肖たり。」とあり、意味は「説が傅巌の野に像を築くと、彼の姿にそっくりであった」という使われ方をしており、このように肖を「そっくり」という意味で使っています。
そのようなことから、意味としての「肉」という漢字を人の身体的なイメージとし、「原物にそっくりな小さな作品を作る」様子として、肖という漢字が「似る」という意味で使われるようになったと考えられます。
さて次は読み方です。
「肖」という漢字の読み方を全て知っていますか?
もしかしたら意外な読み方があるかもしれません。
チェックしてみましょう!
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漢字「肖」の読み方
音読み・訓読み別に見ていきましょう。
音読み
「ショウ」
例:肖像(しょうぞう)、不肖(ふしょう)、肖似(しょうじ)
訓読み
「に(る)」「あやか(る)」「かたど(る)」(常用外)
例:肖物(あえもの)、肖る(にる)、肖る(あやかる)、肖る(かたどる)
では次に「肖」の書き順・書き方です。
漢字検定でも、雑な書き方は減点対象です。
一画ずつ丁寧に解説していきますね。
漢字「肖」の書き順・書き方
(七画)(部首:肉)
ゆっくり練習していきましょう。
一画目
・マスのたて中心から、下へ真っ直ぐ進み、止めます。
ニ画目
・マスの左上から、右斜め下へ短く点を書き止めます。
・一画目に触れないようにしましょう。
三画目
・マスの右上から、左斜め下へシュッと短くはらいます。
・一画目に触れないようにしましょう。
四画目
・下へ真っ直ぐ進み、止めます。
五画目
・四画目の始点から、やや右斜め上へ進み、一旦止めます。
・そのまま下へ真っ直ぐ進み、再び一旦止め、左斜め上へ短く跳ねます。
・四、五画目の終点は同じ高さで終えるようにします。
六画目
・六、七画目でできる空間が同じ大きさになるように、四画目からやや右斜め上へ進み、五画目にぶつかる所で止めます。
七画目
・六、七画目でできる空間が同じ大きさになるように、四画目からやや右斜め上へ進み、五画目にぶつかる所で止めます。
ポイントは、たての中心で左右が同じバランスで書かれていることです。
シンプルな漢字ですが、一~二画目の短い点を等間隔にすること、六~七画目でできる空間の大きさを同じにするなどの注意が必要です。
綺麗に書けるようになると、メールじゃなくて手書きの手紙を書いてみたくなりますよ♪
ぜひ挑戦してくださいね^^
「肖」は漢字検定準2級レベル
最後はこの記事のまとめです。
そうだった!こんなこと書いてたな!
と思い出してくださいね^^
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漢字の成り立ち「肖」まとめ
それでは最後にまとめていきましょう。
- 「肖」の漢字の成り立ちは意味を表す「肉」と音を表す「小」が組み合わさってできた形声文字。
- 読み方は「ショウ」「に(る)」「あやか(る)」「かたど(る)」。
- 漢字「肖」は七画で、部首は肉。
- 漢字検定準2級レベル。
以上が漢字「肖」のまとめです。
いかがでしたか?
漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。
楽しく学んでくださいね♪
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