漢字の成り立ち

漢字の成り立ち「毎」

漢字の成り立ち

 

成り立ち博士
成り立ち博士
こんにちは、成り立ち博士です。

 

今日は小学校二年生で学習する「毎」という漢字です。

成り立ち・読み方・書き順を分かりやすく紹介します。

漢字が好きな人、漢字検定を受ける人もぜひ最後まで読み進めてくださいね♪


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目次から読みたい所へ飛べますよ♪

漢字の成り立ち「毎」
(象形文字)

漢字の成り立ち<象形文字とは>

 

漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>

 

 

 

「毎」は、女性が祖先を祭る儀式に着飾っている様子を表した象形文字です。

いそしみて朝夕に入りて諫めよ」【大盂鼎だいうていより】とあり、金文の時代(殷や周の時代)には、女性が祭祀で「いそしむ」という意味で使われていました。

そこからなぜ「いつも」のような意味として使われるようになったのかというと「仮借かしゃ」(その語を表す字がないため、既存の同音あるいは類似音をもつ字を借りて表記すること。当て字の一種。Wikipediaより)であるとされています。

毎は「měi」で呉音でマイと言います。

同じような事が次々に起こるということを古典漢語で「muəg」と書き、呉音でマイと言います。

このことから、「いつも」という意味を表す漢字として「毎」が使われるようになったと推察されます。

 

さて次は読み方です。

「毎」という漢字の読み方を全て知っていますか?

もしかしたら意外な読み方があるかもしれません。

チェックしてみましょう!


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漢字「毎」の読み方

音読み・訓読み別に見ていきましょう。

音読み

「マイ」
例:毎年(まいとし)、毎月(まいつき)、毎日(まいにち)、毎朝(まいあさ)、毎夕(まいゆう)、毎夜(まいよ)、毎秒(まいびょう)、毎晩(まいばん)、毎号(まいごう)、毎戸(まいこ)、毎回(まいかい)毎食(まいしょく)、毎朝(まいあさ)、毎時(まいじ)、毎次(まいじ)、毎週(まいしゅう)、毎度(まいど)、毎々(まいまい)、毎毎(まいまい)

「バイ」(常用外)
例:毎(ばい)

訓読み

「ごと」「つね」「むさぼ(る)」(常用外)
例:夜毎(よごと)、日毎(ひごと)、毎(つね)、毎る(むさぼる)

 

では次に「毎」の書き順・書き方です。

漢字検定でも、雑な書き方は減点対象です。

<漢検>採点基準と合格基準

一画ずつ丁寧に解説していきますね。

漢字「毎」の書き順・書き方
(六画)(部首:毋 なかれ・ははのかん・はは

漢字<画数で検索>する場合はこちら

漢字<部首から検索>する場合はこちら

ゆっくり練習していきましょう。

一画目

・マスの左上から、左斜め下へ短くはらいます。

ニ画目

・一画目の真ん中付近から、やや右斜め上へ進み、止めます。

三画目

★三~五画目でできる幅は上から下へ広がっていくように書きましょう。(ピンクの①→②へ進むにつれて幅が大きくなっている)

・外側に反り気味に、左斜め下へ進み、一旦止め、そのまま再び反り気味に、右斜め下へ進み、止めます。

四画目

・三画目の始点から、やや右斜め上へ進み、一旦止め、そのまま少し膨らみを持たせながら左斜め下へ進み、再び一旦止めて、最後は左斜め上へ跳ねます。

五画目

・四画目の横の中心(マスの縦の中心)から、左斜め下へ進み、はらいます。

★三画目の横線からはみ出ないようにしましょう。

六画目

・一画目の終点よりも外側から、やや右斜め上へ進み、ニ画目と三画目の終点よりも長く進み、止めます。

 

止める所、払うところ、幅を空けるなど、色々なポイントがありましたね。

注意して書きましょう。

綺麗に書けるようになると、メールじゃなくて手書きの手紙を書いてみたくなりますよ♪

ぜひ挑戦してくださいね^^

「毎」は漢字検定9級レベル

漢字検定のレベル別詳細についてはこちら

 

最後はこの記事のまとめです。

そうだった!こんなこと書いてたな!

と思い出してくださいね^^


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漢字の成り立ち「毎」まとめ

それでは最後にまとめていきましょう。

  • 「毎」の漢字の成り立ちは女性が祖先を祭る儀式に着飾っている様子を表した象形文字。意味は仮借である。
  • 読み方は「マイ」「バイ」「ごと」「つね」「むさぼ(る)」。
  • 「毎」は六画で、部首は毋(なかれ・ははのかん・はは)。
  • 漢字検定9級レベル。

以上が漢字「毎」のまとめです。

いかがでしたか?

漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。

楽しく学んでくださいね♪

 

 

 

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