本記事は筆者独自の見解です。漢字に親しみを覚えていただければ幸いです。
漢字の成り立ち「寸」
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寸[/box03]
[chat face=”character_hakase.jpg” name=”成り立ち博士” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]こんにちは、成り立ち博士です。[/chat]
今日は小学校六年生で学習する「寸」という漢字です。
成り立ち・読み方・書き順を分かりやすく紹介します。
漢字が好きな人、漢字検定を受ける人もぜひ最後まで読み進めてくださいね♪
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目次から読みたい所へ飛べますよ♪
漢字の成り立ち「寸」
(会意文字)
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漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>
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寸
「又」と「一」が組み合わさってできた会意文字です。
「又」は、指が伸びた右手の形を表し、「一」は指一本を表しています。
儒教の基本を書いた<大戴礼>には、【指を布きて寸を知り】とあり、手指を使って長さを計測していたことが伺えます。
指一本分の幅を寸(約3cm)とし、長さの単位として使われ、3cmの短さから「わずか」という意味で使われるようになりました。
寸の草書体から、ひらがなの「す」ができました。
さて次は読み方です。
「寸」という漢字の読み方を全て知っていますか?
もしかしたら意外な読み方があるかもしれません。
チェックしてみましょう!
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漢字「寸」の読み方
音読み・訓読み別に見ていきましょう。
音読み
「スン」
例:寸法(すんぽう)、寸毫(すんごう)、寸暇(すんか)、寸借(すんしゃく)、寸描(すんびょう)、寸秒(すんびょう)、寸陰(すんいん)、寸隙(すんげき)、寸劇(すんげき)、寸前(すんぜん)、寸切り(すんぎり)、寸土(すんど)、寸楮(すんちょ)寸志(すんし)、寸言(すんげん)、寸心(すんしん)、寸裂(すんれつ)、寸刻(すんこく)、寸断(すんだん)、寸時(すんじ)、寸書(すんしょ)、寸評(すんぴょう)、寸鉄(すんてつ)、寸胴(ずんどう)、寸分(すんぶん)、寸話(すんわ)、実寸(じっすん)、採寸(さいすん)、原寸(げんすん)、三寸(さんずん)、方寸(ほうすん)、尺寸(しゃくすん)、五寸釘(ごすんくぎ)、胸三寸(むねさんずん)、一寸法師(いっすんぼうし)、寸善尺魔(すんぜんしゃくま)、舌先三寸(したさきさんずん)、寸進尺退(すんしんしゃくたい)、寸陰を惜しむ(すんいんをおしむ)、寸馬豆人(すんばとうじん)、寸草春暉(すんそうしゅんき)、寸歩不離(すんぽふり)
「ソン」(常用外)
例:寸(そん)
訓読み
「わず(か)」「き」(常用外)
例:寸わ(わずか)、寸(き)
その他
寸莎(すさ)、一寸(ちょっと)、一寸見(ちょっとみ)、寸白(すばく)、寸寸(ずたずた)、寸々(ずたずた)
では次に「寸」の書き順・書き方です。
漢字検定でも、雑な書き方は減点対象です。
一画ずつ丁寧に解説していきますね。
漢字「寸」の書き順・書き方
(三画)(部首:寸すん)
ゆっくり練習していきましょう。
一画目
・やや右斜め上へ長く進み、止めます。
ニ画目
・真っ直ぐ下へ進み、一旦止め、そのまま左斜め上へ跳ね、次画へ繋がりるようなイメージで書きます。
★①画目の幅が2:1になるように、右寄りを通るようにしましょう。
三画目
・②画目から繋がりを持たせたまま、右斜め下へ短く点を書き止めます。
いくつかポイントがありましたが、特に注意したいのは、
・②画目は右寄りに書くこと。
・②画目の跳ねは時次画に繋がるようなイメージで跳ねる。
です。
綺麗に書けるようになると、メールじゃなくて手書きの手紙を書いてみたくなりますよ♪
ぜひ挑戦してくださいね^^
「寸」は漢字検定5級レベル
(小学校6年生修了程度)
最後はこの記事のまとめです。
そうだった!こんなこと書いてたな!
と思い出してくださいね^^
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漢字の成り立ち「寸」まとめ
それでは最後にまとめていきましょう。
- 「寸」の漢字の成り立ちは「又」と「一」が組み合わさってできた会意文字。
- 寸の草書体から、ひらがなの「す」となった。
- 読み方は、「スン」「ソン」「わず(か)」「き」。
- 三画で、部首は「寸(すん)」。
- 漢字検定5級レベル (小学校6年生修了程度)
以上が漢字「寸」のまとめです。
いかがでしたか?
漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。
楽しく学んでくださいね♪