漢字の成り立ち

漢字の成り立ち「畔」

漢字の成り立ち

 

成り立ち博士
成り立ち博士
こんにちは、成り立ち博士です。

 

今日は中学生で学習する「畔」という漢字です。

成り立ち・読み方・書き順を分かりやすく紹介します。

漢字が好きな人、漢字検定を受ける人もぜひ最後まで読み進めてくださいね♪


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目次から読みたい所へ飛べますよ♪

漢字の成り立ち「畔」
(形声文字)

漢字の成り立ち<形声文字とは>


漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>

 

 

 

「畔」の旧字は「」。

意味を表す「田」と、音を表す「(はん)」が組み合わさってできた形声文字です。

(半)は、「牛」と、左右に分かれる様子を表す「八」が組み合わさってできており、牛が二分しているイメージを表しています。

畔には「田」が付いており、「半」の意味から、田んぼを2つに分ける様子を表しました。

説文解字(最も古い部首別辞典)には、【田の境なり】とし、あぜ道で区切られている様子が説明されています。

 

さて次は読み方です。

「畔」という漢字の読み方を全て知っていますか?

もしかしたら意外な読み方があるかもしれません。

チェックしてみましょう!


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漢字「畔」の読み方

音読み・訓読み別に見ていきましょう。

音読み

「ハン」
例:畦畔(けいはん)、橋畔(きょうはん)、湖畔(こはん)、河畔(かはん)、池畔(ちはん)、墓畔(ぼはん)、水畔(すいはん)

訓読み

「ほとり」「あぜ」「くろ」「そむ(く)」(常用外)
例:畔(ほとり)、畔(あぜ)、畔道(あぜみち)、畔(くろ)、畔く(そむく)

 

では次に「畔」の書き順・書き方です。

漢字検定でも、雑な書き方は減点対象です。

<漢検>採点基準と合格基準

一画ずつ丁寧に解説していきますね。

漢字「畔」の書き順・書き方
(十画)(部首:田た・たへん

漢字<画数で検索>する場合はこちら

漢字<部首から検索>する場合はこちら

ゆっくり練習していきましょう。

一画目

・やや内向きに下へ進み、止めます。

★①~⑤でできる「田」は小さく書き、上下を空け()、空間の大きさを揃えましょう()。

ニ画目

・①画目の始点から、やや内向きに下へ進み、一旦止め、そのまま少し内向きに進み、止めます。

三画目

・②画目の横画の真ん中から、下へ真っ直ぐ進み、止めます。

四画目

・①画目の真ん中から、やや内向きに下へ進み、②画目にぶつかる所で止めます。

五画目

・やや右斜め上へ進み、止めます。

★①画目と②画目の終点を少し突き出すように書きましょう。

六画目

・右斜め下へ短く点を書き、右斜め上へ跳ね、次画に繋げます。

七画目

・左斜め下へ短くシュッとはらいます。

八画目

・やや右斜め上へ進み、止めます。

九画目

・やや内向きに下へ進み、止めます。

★⑧画目よりも長く書きましょう。

十画目

・⑧⑨画目の真ん中を通るように、下へ長く真っ直ぐ進み、最後はそのまま真っ直ぐはらいます。

★「半」は細長く書きましょう。

 

色々なポイントがありましたが、特に注意したいのは、

・①~⑤画の「田」を小さくして、右の「半」よりも上下に空間を作ること。
・⑥~⑩画ででる「半」は、細長く書くこと。

です。

注意して書きましょう。

綺麗に書けるようになると、メールじゃなくて手書きの手紙を書いてみたくなりますよ♪

ぜひ挑戦してくださいね^^

「畔」は漢字検定3級レベル
(中学校卒業程度)

漢字検定のレベル別詳細についてはこちら

 

最後はこの記事のまとめです。

そうだった!こんなこと書いてたな!

と思い出してくださいね^^


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漢字の成り立ち「畔」まとめ

それでは最後にまとめていきましょう。

  • 「畔」の漢字の成り立ちは、意味を表す「田」と、音を表す「(はん)」が組み合わさってできた形声文字。
  • 読み方は「ハン」「ほとり」「あぜ」「くろ」「そむ(く)」。
  • 畔は十画で、部首は「田(た・たへん)」、綺麗に書くポイントは、「①~⑤画の田を小さくして、右の半よりも上下に空間を作る」と「⑥~⑩画ででる半は、細長く書く」こと。
  • 漢字検定3級レベル (中学校卒業程度)。

 

以上が漢字「畔」のまとめです。

いかがでしたか?

漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。

楽しく学んでくださいね♪

 

 

 

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