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どうして「炎」を「ほむら」と読むの?漢字の成り立ちから検証!

本記事は筆者独自の見解です。漢字に親しみを覚えていただければ幸いです。

[box03 title=”漢字の成り立ち”]

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[chat face=”character_hakase.jpg” name=”成り立ち博士” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]こんにちは、成り立ち博士です。[/chat]

 

今日は中学生で学習する「炎」という漢字です。

話題のアニメでも「炎」が主題歌になっていますが、読み方は「ほむら」。

「ほむら」を変換しても「炎」と出ないのはどうしてなのでしょうか。

まずは「炎」の読み方から紹介しましょう。



目次から読みたい所へ飛べますよ♪

漢字「炎」の読み方

音読み・訓読み別に見ていきましょう。

音読み

「エン」
例:炎上(えんじょう)、炎暑(えんしょ)、炎帝(えんてい)、炎々(えんえん)、炎炎(えんえん)、炎熱(えんねつ)、炎症(えんしょう)、炎天(えんてん)、光炎(こうえん)、消炎(しょうえん)、火炎(かえん)、肝炎(かんえん)、胃炎(いえん)、脳炎(のうえん)、気炎(きえん)、情炎(じょうえん)、鼻炎(びえん)、肺炎(はいえん)、虫垂炎(ちゅすいえん)、中耳炎(ちゅうじえん)、火炎瓶(かえんびん)、口内炎(こうないえん)、炎天下(えんてんか)、関節炎(かんせつえん)、結膜炎(けつまくえん)、怪気炎(かいきえん)、胸膜炎(きょうまくえん)、腱鞘炎(けんしょうえん)、腎臓炎(じんぞうえん)、肋膜炎(ろくまくえん)、腎盂炎(じんうえん)、腹膜炎(ふくまくえん)、脳膜炎(のうまくえん)、盲腸炎(もうちょうえん)、気管支炎(きかんじえん)、気炎万丈(きえんばんじょう)、耳下腺炎(じかせんえん)、日本脳炎(にほんのうえん)

訓読み

「ほのお」
例:炎(ほのお)

「も(える)」(常用外)
例:炎える(もえる)

その他

陽炎(かげろう)

 

このように、炎は常用外でも「ほむら」という読み方はありません。

では、アニメでは当て字を採用しているのでしょうか?

次に、「炎」の成り立ちを見てみましょう。

目次

「炎」の漢字の成り立ち
(会意文字)

漢字の成り立ち<会意文字とは>


漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>

 

 

 

「火」という漢字を二つ重ねて燃え盛るほのおを表現して作られた会意文字です。

意味は、

①ほのお
②もえさかる
③熱い
④炎症
⑤激しい感情

です。

説文解字(最も古い部首別辞典)に【火光上るなり。重火に従ふ】とあり、火が重なり燃え盛る様子を表した漢字です。

「ほむら」を変換すると「焔」と出ますが、実は「炎」は「焔」の書き換え字(同じ意味を表わす文字として書き替えている文字)です。

要するに、「炎」と「焔」は同じ意味ということになります。

「焔」は火群とも書かれ、ねたみや怒りなどの激しい感情を例えて使われることがあります。

そういたことから、「激しい感情」→「火群」→「焔」→「炎」→「ほむら」と読むようにしたのでしょう。

炎という燃え盛る様子に、怒りや妬みという激しい感情を乗せているということで「ほむら」なのです。


*

ではその「炎」ですが、綺麗に書きたいと思いませんか?

次に、「炎」を綺麗に書くポイントを紹介したいと思います。

一画ずつ丁寧に解説していきますね。

漢字「炎」の書き順・書き方
(八画)(部首:火ひ・ひへん・れんが・れっか

漢字<画数で検索>する場合はこちら

漢字<部首から検索>する場合はこちら

ゆっくり練習していきましょう。

一画目

・右斜め下へ短く点を書き、次画に続くように跳ねます。

ニ画目

・左斜め下へ短くシュッとはらいます。

三画目

・真っ直ぐ下へ進み、角を作らないように滑らかに左斜め下へ方向を変え、はらいます。

★マスの縦の中心よりも、少し左寄りから書き始ましょう。

四画目

・③画目の方向を変えた所から、右斜め下へ進み、力強くはらいます。

五画目

・①画目と同じ角度で、右斜め下へ短く点を書き、次画に続くように跳ねます。

六画目

・左斜め下へ短くシュッとはらいます。

七画目

・③画目同様、真っ直ぐ下へ進み、角を作らないように滑らかに左斜め下へ方向を変え、はらいます。

★こちらは、マスの縦の中心を通るにように書きましょう。

八画目

・⑦画目の方向を変えた所から、右斜め下へ進み、力強くはらいます。

★⑤~⑧画でできる「火」は、上の火よりも幅を広く書きましょう。

 

色々なポイントがありましたが、特に注意したいのは、

・③画目と⑦画目が、最初は真っ直ぐ下に進み、角を作らず滑らかに方向を変えること。
・⑦⑧は③④画目よりも幅を広く書くこと。

です。

注意して書きましょう。

綺麗に書けるようになると、メールじゃなくて手書きの手紙を書いてみたくなりますよ♪

ぜひ挑戦してくださいね^^

「炎」は漢字検定3級レベル
(中学校卒業程度)

漢字検定のレベル別詳細についてはこちら

 

最後はこの記事のまとめです。

そうだった!こんなこと書いてたな!

と思い出してくださいね^^


*

漢字の成り立ち「炎」まとめ

それでは最後にまとめていきましょう。

  • 「炎」の漢字の成り立ちは「火」と「火」が組み合わさってできた会意文字。
  • 読み方は「エン」「ほのお」「も(える)」。
  • 炎は八画で、部首は「火(ひ・ひへん・れんが・れっか)」、綺麗に書くポイントは「③画目と⑦画目が、最初は真っ直ぐ下に進み、角を作らず滑らかに方向を変える」と「
    ・⑦⑧は③④画目よりも幅を広く書く」。
  • 漢字検定3級レベル (中学校卒業程度)。

 

以上が漢字「炎」のまとめです。

いかがでしたか?

漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。

楽しく学んでくださいね♪

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