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漢字の成り立ち「菜」

本記事は筆者独自の見解です。漢字に親しみを覚えていただければ幸いです。

[box03 title=”漢字の成り立ち”]

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[chat face=”character_hakase.jpg” name=”成り立ち博士” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]こんにちは、成り立ち博士です。[/chat]

 

今日は小学校四年生で学習する「菜」という漢字です。

成り立ち・読み方・書き順を分かりやすく紹介します。

漢字が好きな人、漢字検定を受ける人もぜひ最後まで読み進めてくださいね♪


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目次から読みたい所へ飛べますよ♪

漢字の成り立ち「菜」
(形声文字)

漢字の成り立ち<形声文字とは>


漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>

 

 

「菜」の旧字体は「」。

意味を表す「そう」と、音を表す「さい」が組み合わさってできた形声文字です。

艸は草や植物をイメージする時に使われます。

采は摘み取るイメージがありますが、「選んで取る」という意味があります。

選んで取る草=食べられる草(な)から「やさい・あおな」の意味で使われるようになりました。

 

さて次は読み方です。

「菜」という漢字の読み方を全て知っていますか?

もしかしたら意外な読み方があるかもしれません。

チェックしてみましょう!


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目次

漢字「菜」の読み方

音読み・訓読み別に見ていきましょう。

音読み

「サイ」
例:菜館(さいかん)、菜食(さいしょく)、菜園(さいえん)、菜箸(さいばし)、野菜(やさい)、果菜(かさい)、葷菜(くんさい)、山菜(さんさい)、根菜(こんさい)、御菜(おさい)、惣菜(そうざい)、総菜(そうざい)、白菜(はくさい)、五菜(ごさい)、主菜(しゅさい)、前菜(ぜんさい)、蔬菜(そさい)、甜菜(てんさい)、葉菜類(ようさいるい)、青梗菜(ちんげんさい)、菜圃麦隴(さいほばくろう)

訓読み

「な」
例:菜種(なたね)、菜っ葉(なっぱ)、菜切り(なきり)、菜葱(なぎ)、油菜(あぶらな)、青菜(あおな)、京菜(きょうな)、鈴菜(すずな)、菊菜(きくな)、水菜(みずな)、高菜(たかな)、若菜(わかな)、杉菜(すぎな)、漬菜(つけな)、嫁菜(よめな)、山東菜(さんとうな)、菜種油(なたねあぶら)、小松菜(こまつな)、菜殻火(ながらび)、菜亀虫(ながめ)

その他

鹿尾菜(ひじき)、菜豆(いんげんまめ)、菜瓜(つけうり)、菜蕗(ふき)、菜単(メニュー)

 

では次に「菜」の書き順・書き方です。

漢字検定でも、雑な書き方は減点対象です。

<漢検>採点基準と合格基準

一画ずつ丁寧に解説していきますね。

漢字「菜」の書き順・書き方
(十一画)(部首:艹くさかんむり・そうこ

漢字<画数で検索>する場合はこちら

漢字<部首から検索>する場合はこちら

ゆっくり練習していきましょう。

一画目

・やや右斜め上へ進み、止めます。

ニ画目

・①画目の左寄りを通るように、右斜め下へ進み、止めます。

★同じ幅になるようにしましょう。

三画目

・①画目の右寄りを通るように、左斜め下へ進み、短くシュッとはらいます。

四画目

・③画目の終点付近から、左斜め下にシュッと短くはらいます。

五画目

・右斜め下へ、短く点を書き止めます。

六画目

・右斜め下へ短く点を書き、右斜め上へ跳ねます。

★中心を意識し書き始め、次画に繋がるようなイメージで跳ねましょう。

七画目

・左斜め下へ短くシュッとはらいます。

八画目

・①画目よりも長く、やや右斜め上へ進み、止めます。

九画目

・⑥画目の下から、真っ直ぐ下へ進み、止めます。

★中心を意識しましょう。

十画目

・⑧⑨画目が交わる所から、左斜め下へ進み、はらいます。

十一画目

・⑧⑨画目が交わる所から、右斜め下へ進み、最後は力強くはらいます。

★⑩⑪画目は一番外側に出るように幅を出してはらいましょう。

★⑨画目よりも上ではらい終えるようにしましょう。

 

色々なポイントがありましたが、特に注意したいのは、

・①画目と②③画目でできる幅が同じ幅になるように通ること。
・⑩⑪画目は一番外側に出るように幅を出してはらうこと。

です。

注意して書きましょう。

綺麗に書けるようになると、メールじゃなくて手書きの手紙を書いてみたくなりますよ♪

ぜひ挑戦してくださいね^^

「菜」は漢字検定7級レベル
(小学校4年生修了程度)

漢字検定のレベル別詳細についてはこちら

 

最後はこの記事のまとめです。

そうだった!こんなこと書いてたな!

と思い出してくださいね^^


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漢字の成り立ち「菜」まとめ

それでは最後にまとめていきましょう。

  • 「菜」の漢字の成り立ちは、意味を表す「艸」と、音を表す「采」が組み合わさってできた形声文字。
  • 読み方は、「サイ」「な」。
  • 菜は十一画で、部首は「艹(くさかんむり・そうこ)」、綺麗に書くポイントは、「①画目と②③画目でできる幅が同じ幅になるように通る」と「⑩⑪画目は一番外側に出るように幅を出してはらう」こと。
  • 漢字検定7級レベル (小学校4年生修了程度)。

 

以上が漢字「菜」のまとめです。

いかがでしたか?

漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。

楽しく学んでくださいね♪

 

 

 

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