漢字の成り立ち

漢字の成り立ち「開」

漢字の成り立ち

 

成り立ち博士
成り立ち博士
こんにちは、成り立ち博士です。

 

今日は小学校三年生で学習する「開」という漢字です。

成り立ち・読み方・書き順を分かりやすく紹介します。

漢字が好きな人、漢字検定を受ける人もぜひ最後まで読み進めてくださいね♪


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目次から読みたい所へ飛べますよ♪

漢字の成り立ち「開」
(会意文字)

漢字の成り立ち<会意文字とは>


漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>

 

 

門を閉めておくためのかんぬきを表す「きん」と、両手を前に出していることを表す「きょう」が組み合わさってできた会意文字です。

閂をはずすし、両手を前に出してあける所から「あける、ひらく」という意味で使われるようになりました。

 

さて次は読み方です。

「開」という漢字の読み方を全て知っていますか?

もしかしたら意外な読み方があるかもしれません。

チェックしてみましょう!


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漢字「開」の読み方

音読み・訓読み別に見ていきましょう。

音読み

「カイ」
例:開通(かいつう)、開局(かいきょく)、開国(かいこく)、開発(かいはつ)、開花(かいか)、開化(かいか)、開架(かいか)、開廷(かいてい)、開院(かいいん)、開祖(かいそ)、開豁(かいかつ)、開運(かいうん)、運開(うんかい)、開眼(かいがん)、開札(かいさつ)、開宴(かいえん)、開演(かいえん)、開園(かいえん)、開場(かいじょう)、開城(かいじょう)、開校(かいこう)、開講(かいこう)、開港(かいこう)、開口(かいこう)、開封(かいふう)、開襟(かいきん)、開幕(かいまく)、開村(かいそん)、開示(かいじ)、開会(かいかい)、開陳(かいちん)、開店(かいてん)、開館(かいかん)、開閉(かいへい)、開平(かいへい)、開巻(かいかん)、開山(かいさいん)、開墾(かいこん)、開基(かいき)、開業(かいぎょう)、開鑿(かいさく)、開削(かいさく)、開所(かいしょ)、開拓(かいたく)、開闢(かいびゃく)、開催(かいさい)、開腹(かいふく)、開設(かいせつ)、開票(かいひょう)、開始(かいし)、開明(かいめい)、開戦(かいせん)、開門(かいもん)、開放(かいほう)、開帳(かいちょう)、開府(かいふ)、開幕(かいまく)、開立(かいりゅう)、散開(さんかい)、再開(さいかい)、公開(こうかい)、全開(ぜんかい)、新開(しんかい)、切開(せっかい)、続開(ぞっかい)、展開(てんかい)、劈開(へきかい)、疎開(そかい)、未開(みかい)、半開(はんかい)、打開(だかい)、満開(まんかい)、開業医(かいぎょうい)、開口一番(かいこういちばん)、開発元(かいはつもと)、開発途上国(かいはつとじょうこく)、新開地(しんかいち)、社会開発相(しゃかいかいはつしょう)、天地開闢(てんちかいびゃく)、帝王切開(ていおうせっかい)、非公開(ひこうかい)、投開票(とうかいひょう)、文明開化(ぶんめいかいか)、未開発(みかいはつ)、未開拓(みかいたく)、開眼供養(かいげんくよう)、開物成務(かいぶつせいむ)、開巻有益(かいかんゆうえき)、開心見誠(かいしんけんせい)

訓読み

「ひら(く)・ひら(ける)
例:鏡開き(かがみびらき)

「あ(く)・あ(ける)
例:開く(あく)、開ける(あける)、開け閉て(あけたて)、開いた口へ牡丹餅(あいたくちへぼたもち)、開けて悔しき玉手箱(あけてくやしきたまてばこ)

「はだ(かる)・はだ(ける)」(常用外)
例:開かる(はだかる)、開ける(はだける)

 

では次に「」の書き順・書き方です。

漢字検定でも、雑な書き方は減点対象です。

<漢検>採点基準と合格基準

一画ずつ丁寧に解説していきますね。

漢字「開」の書き順・書き方
(十二画)(部首:門 もん・もんがまえ

漢字<画数で検索>する場合はこちら

漢字<部首から検索>する場合はこちら

ゆっくり練習していきましょう。

一画目

・真っ直ぐ下へ進み、止めます。

ニ画目

・やや右斜め上へ短く進み、一旦止め、そのまま少し内向きに下へ進み、止めます。

三画目

・①画目から、やや右斜め上へ進み、②画目にぶつかる所で止めます。

四画目

・①画目から、やや右斜め上へ進み、②画目にぶつかる所で止めます。

★③④画でできる空間の大きさは同じにしましょう()。

★②画目の終点が少し出るようにしましょう()。

五画目

・少し内向きに、下へ短く進み、止めます。

六画目

・五画目の始点から、やや右斜め上へ進み、一旦止め、そのまま真っ直ぐ下へ進み、再び止めます。

・最後は右斜め上へ跳ねます。

★①画目よりも少し下の高さで終えましょう。

七画目

・⑤画目から、やや右斜め上へ進み、⑥画目にぶつかる所で止めます。

八画目

・⑤画目から、やや右斜め上へ進み、⑥画目にぶつかる所で止めます。

★⑦⑧画でできる空間の大きさは同じにしましょう()。

★⑤画目の終点が少し出るようにしましょう()。

★①~⑧でできる「門」の幅を揃えましょう。

九画目

・やや右斜め上へ進み、止めます。

十画目

・やや右斜め上へ進み、止めます。

★⑨画目よりも長く書きましょう。

十一画目

・⑨画目の左寄りから、左斜め下へ進みはらいます。

十二画目

・⑨画目の右寄りから、下へ真っ直ぐ進み、そのままはらいます。

★⑨~⑫画の「开」は「門」の内側で終え、⑪⑫の終点は①⑥画の終点よりも上の高さで終えましょう。

 

色々なポイントがありましたが、特に注意したいのが、

・①⑥画の直線を長く、真っ直ぐ書くこと。
・「开」は「門」の内側に書き、①⑥画の終点よりも上で終えるようにすること。

です。

注意して書きましょう。

綺麗に書けるようになると、メールじゃなくて手書きの手紙を書いてみたくなりますよ♪

ぜひ挑戦してくださいね^^

「開」は漢字検定8級レベル
(小学校3年生修了程度)

漢字検定のレベル別詳細についてはこちら

 

最後はこの記事のまとめです。

そうだった!こんなこと書いてたな!

と思い出してくださいね^^


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漢字の成り立ち「開」まとめ

それでは最後にまとめていきましょう。

  • 「開」の漢字の成り立ちは、「閂」と「廾」が組み合わさってできた会意文字。
  • 読み方は「カイ」「ひら(く)ける)」「あ(く)ける)」「はだ(かる)ける)」。
  • 十二画で、部首は「門(もん・もんがまえ)」、綺麗に書くポイントは、「①⑥画の直線を長く、真っ直ぐ書くこと」「开は門の内側に書き、①⑥画の終点よりも上で終えるようにすること」。
  • 漢字検定8級レベル (小学校3年生修了程度)。

 

以上が漢字「開」のまとめです。

いかがでしたか?

漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。

楽しく学んでくださいね♪

 

 

 

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