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漢字の成り立ち「老」

本記事は筆者独自の見解です。漢字に親しみを覚えていただければ幸いです。

[box03 title=”漢字の成り立ち”]

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[chat face=”character_hakase.jpg” name=”成り立ち博士” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]こんにちは、成り立ち博士です。[/chat]

 

今日は小学校四年生で学習する「老」という漢字です。

成り立ち・読み方・書き順を分かりやすく紹介します。

漢字が好きな人、漢字検定を受ける人もぜひ最後まで読み進めてくださいね♪


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目次から読みたい所へ飛べますよ♪

漢字の成り立ち「老」
(象形文字)

漢字の成り立ち<象形文字とは>

 

漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>

 

 

説文解字(最も古い部首別辞典)には【七十を老と曰ふ。人毛の(か)するに従ふ。須髮しゅはつの白くへんずるを言ふなり】とあり、会意としています。

しかしながら最近では、甲骨文から、「長い白髪の腰の曲がった老人が、杖をついている」様子を表した象形文字が通説となっています。

 

さて次は読み方です。

「老」という漢字の読み方を全て知っていますか?

もしかしたら意外な読み方があるかもしれません。

チェックしてみましょう!


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目次

漢字「老」の読み方

音読み・訓読み別に見ていきましょう。

音読み

「ロウ」
例:老人(ろうじん)、老後(ろうご)、老衰(ろうすい)、老骨(ろうこつ)、老化(ろうか)、老妓(ろうぎ)、老境(ろうきょう)、老害(ろうがい)、老死(ろうし)、老師(ろうし)、老少(ろうしょう)、老鶯(ろうおう)、老媼(ろうおう)、老翁(ろうおう)、老躯(ろうく)、老獪(ろうかい)、老健(ろうけん)、老眼(ろうがん)、老朽(ろうきゅう)、老熟(ろうじゅく)、老兄(ろうけい)、老公(ろうこう)、老公(ろうこう)、老巧(ろうこう)、老弱(ろうじゃく)、老残(ろうざん)、老実(ろうじつ)、老樹(ろうじゅ)、老中(ろうじゅう)、老婢(ろうひ)、老親(ろうしん)、老母(ろうぼ)、老若(ろうにゃく)、老臣(ろうしん)、老身(ろうしん)、老醜(ろうしゅう)、老舗(ろうほ)、老女(ろうじょ)、老嬢(ろうじょう)、老婦(ろうふ)、老父(ろうふ)、老生(ろうせい)、老成(ろうせい)、老来(ろうらい)、老婆(ろうば)、老体(ろうたい)、老練(ろうれん)、老年(ろうねん)、老耄(ろうもう)、老廃(ろうはい)、老輩(ろうはい)、老優(ろうゆう)、老病(ろうびょう)、老衲(ろうのう)、老兵(ろうへい)、老木(ろうぼく)、老僕(ろうぼく)、老幼(ろうよう)、老齢(ろうれい)、敬老(けいろう)、愚老(ぐろう)、故老(ころう)、古老(ころう)、家老(かろう)、初老(しょろう)、大老(たいろう)、中老(ちゅうろう)、元老(げんろう)、宿老(しゅくろう)、長老(ちょうろう)、早老(そうろう)、養老(ようろう)、老杉(ろうさん)、不老(ふろう)、老大家(ろうたいか)、老婆心(ろうばしん)、老眼鏡(ろうがんきょう)、老措大(ろうそだい)、老夫婦(ろうふうふ)、寿老人(じゅろうじん)、国家老(くにがろう)、老若男女(ろうにゃくなんにょ)、老少不定(ろうしょうふじょう)、不老不死(ふろうふし)、偕老同穴(かいろうどうけつ)、老牛犢を舐る(ろうぎゅうとくをねぶる)、老生円熟(ろうせいえんじゅく)

訓読み

「お(いる)」「ふ(ける)※高校
例:老いる(おいる)、老次(おいなみ)、老い耄(おいぼれ)、老い鶯(おいうぐいす)、老いらく(おいらく)、老いては子に従え(おいてはこにしたがえ)、老い木に花が咲く(おいきにはながさく)

その他

老麺(らーめん)、老女(おうな)、老舗(しにせ)、海老(えび)、海老錠(えびじょう)、海老根(えびね)、海老茶(えびちゃ)、芝海老(しばえび)、車海老(くるまえび)、桜海老(さくらえび)、小海老(こえび)、老海鼠(ほや)、野老(ところ)、老成(ひね)、老頭児(ろーとる)、老鴉瓜(からすうり)、老成る(ませる)、老酒(らおちゅー)

 

では次に「老」の書き順・書き方です。

漢字検定でも、雑な書き方は減点対象です。

<漢検>採点基準と合格基準

一画ずつ丁寧に解説していきますね。

漢字「老」の書き順・書き方
(六画)(部首:耂おいかんむり・おいがしら

漢字<画数で検索>する場合はこちら

漢字<部首から検索>する場合はこちら

ゆっくり練習していきましょう。

一画目

・やや右斜め上へ短く進み、止めます。

ニ画目

・マスの縦の中心を通るように、下へ真っ直ぐ、短く進み、止めます。

三画目

・①画目よりも外側から、やや右斜め上へ長く進み、止めます。

四画目

・左下へ長く進み、はらいます。

★通る所に注意しましょう。
・①画目の終点。
・②画目と③画目が交わる所よりも少し右。

五画目

・やや左斜め下へ、短くシュッとはらいます。

六画目

・下へ真っ直ぐ進み、角を作らないように右へ方向を変え、一旦止めます。そのまま上へ跳ねます。

★①画目の縦のラインよりも少し左側にずらしましょう。

★③画目よりも内側で終えるようにしましょう。

 

色々なポイントがありましたが、特に注意したいのは、

・④画目の通るラインが、①画目の終点と、②③画目が交わる少し右寄りであること。
・⑥画目が中心よりも少し左寄りであること。

です。

注意して書きましょう。

綺麗に書けるようになると、メールじゃなくて手書きの手紙を書いてみたくなりますよ♪

ぜひ挑戦してくださいね^^

「老」は漢字検定7級レベル
(小学校4年生修了程度)

漢字検定のレベル別詳細についてはこちら

 

最後はこの記事のまとめです。

そうだった!こんなこと書いてたな!

と思い出してくださいね^^


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漢字の成り立ち「老」まとめ

それでは最後にまとめていきましょう。

  • 「老」の漢字の成り立ちは、「長い白髪の腰の曲がった老人が杖をついている」様子を表した象形文字。
  • 読み方は、「ロウ」「お(いる)」「ふ(ける)」。
  • 老は六画で、部首は「耂(おいかんむり・おいがしら)」、綺麗に書くポイントは、「④画目の通るラインが、①画目の終点と、②③画目が交わる少し右寄りであること」と「⑥画目が中心よりも少し左寄りであること」。
  • 漢字検定7級レベル (小学校4年生修了程度)。

 

以上が漢字「老」のまとめです。

いかがでしたか?

漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。

楽しく学んでくださいね♪

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