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漢字の成り立ち「白」

本記事は筆者独自の見解です。漢字に親しみを覚えていただければ幸いです。

 

[chat face=”character_hakase.jpg” name=”成り立ち博士” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]こんにちは、成り立ち博士です。[/chat]

 

今日は小学校一年生で学習する「白」という漢字です。

成り立ち・意味・読み方・書き順・うんちくまで分かりやすく紹介します。

特に最後のうんちくは、紅白歌合戦や紅白まんじゅうなどの「紅白」に関するうんちくですよ^^

ぜひ最後まで読み進めてくださいね♪

それでは見ていきましょう!

漢字の成り立ち「白」
(象形文字)

漢字の成り立ち<象形文字とは>

 

 

漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>

 

雨風に晒された人間の頭蓋骨(されこうべ)の形をかたどって作られた漢字です。

そのされこうべが白だったことから、現在の意味である「しろ」という意味となりました。

古代では、優秀な支配者は優秀な霊力があるとされ、その指導者のされこうべは保存されていました。

 

では次にこの字の意味を確認していきましょう。

どのような使われ方をするのでしょうか。

 

目次

漢字「白」の意味

いろ

人間が見ることができる、光が反射した時に感知する色。

雪の色が代表的。

例:白色(しろいろ)、白糸(しらいと)、白菊(しらぎく)、白樺(しらかば)、白雲(しらくも)、白木(しらき)、白壁(しらかべ)、白歯(しらは)、白旗(しらはた)、白餡(しろあん)、白熊(しろくま)、白地(しろじ)、白布(しろぬの)、白蛇(しろへび)、白衣(はくい)

汚れや濁りがなく清い

例:潔白(けっぱく)、純白(じゅんぱく)、白紙(はくし)、明白(めいはく)、精白(せいはく)

明るい

例:白昼(はくちゅう)、漂白(ひょうはく)、白日(はくじつ)

申す・告げる・言う

例:告白(こくはく)、白状(はくじょう)、自白(じはく)、建白(けんぱく)、敬白(けいはく)、関白(かんぱく)

せりふ

例:科白(かはく・せりふ)

何も無い

例:空白(くうはく)、白紙(はくし)、余白(よはく)

西・秋

五行説で白は「西」や「秋」に当てられています。

例:白帝(はくてい)
⇒西や秋の神

 

では次に、白はどのような読みをするのか紹介していきますね。

漢字「白」の読み方

音読み、訓読み別に見ていきましょう。

音読み

「ハク」「パク」
例:白菜(はくさい)、白亜(はくあ)、白眼(はくがん)、白雨(はくう)、白磁(はくじ)、白寿(はくじゅ)、白扇(はくせん)、白線(はくせん)、白鳥(はくちょう)、白髯(はくぜん)、白桃(はくとう)、白頭(はくとう)、白熱(はくねつ)、白斑(はくはん)、白眉(はくび)、白梅(はくばい)、白描(はくびょう)、白墨(はくぼく)、白米(はくまい)、白面(はくめん)、紅白(こうはく)、上白(じょうはく)、蒼白(ほうはく)、太白(たいはく)、表白(ひょうはく)、白地図(はくちず)、白内障(はくないしょう)、卵白(らんぱく)、雪白(せっぱく)、半白(はんぱく)、八白(はっぱく)、蛋白質(たんぱくしつ)、一白(いっぱく)、謹白(きんぱく)

・白桃の缶詰を食べながら紅白歌合戦を観る。
(はくとうのかんづめをたべながらこうはくうたがっせんをみる)

 

「ビャク」
例:白夜(びゃくや)、白蓮(びゃくれん)、白毫(びゃくごう)、白檀(びゃくだん)、白朮(びゃくじゅつ)

・フィンランドの夏は白夜です。
(ふぃんらんどのなつはびゃくやです)

訓読み

「しろ」「しら」
例:白蟻(しろあり)、白金(しろがね)、白炭(しろずみ)、白練り(しろねり)、白星(しろぼし)、白目(しろめ)、白癜(しろなまず)、白妙(しろたえ)、白黒(しろくろ)、白絣(しろがすり)、白焼き(しらやき)、白露(しらつゆ)、白波(しらなみ)、白根(しらね)、白滝(しらたき)、白洲(しらす)、白白(しらじら)、白子(しらこ)、白樫(しらかし)、白味噌(しろみそ)、白装束(しろしょうぞく)、白無垢(しろむく)、目白押し(めじろおし)

・彼は白々しい嘘をつく。
(かれはしらじらしくうそをつく)

 

「あき」「もう」「せりふ」(常用外)
例:白らか(あきらか)、白す(もうす)、白(せりふ)

その他

白楊(はくよう・ぽぷら)、白虎(びゃっこ)、白耳義(ベルギー)、白粉(おしろい)、白湯(さゆ)、白馬(あおうま)、白膠木(ぬるで)

 

次に綺麗に力を書くためのポイントをお伝えします。

漢字「白」の書き順・書き方
(五画)(部首:白)

ゆっくり練習していきましょう。

一画目

・マスの中心から左斜め下へ短くはらいます。

二画目

・一画目の終点から、やや内向きに下へ進み、止めます。

三画目

・二画目の始点から、右へ進み、一旦止めます。

・鉛筆を離さずに、やや内向きに下へ進み、止めます。

四画目

・中の空間の大きさが同じになるように二画目の真ん中から右へ進み、止めます。

五画目

・二画目の終点が少し出る所から書き始めます。

・右へ進み、三画目の終点も少し出るようにしましょう。

 

次に、白に関係するうんちくを紹介します。

どのようなうんちくでしょうか?

漢字「白」のうんちく

「紅白」の意味

年末に行われる年越しの高齢番組、紅白歌合戦。

紅白まんじゅう、紅白幕など、昔から紅白といえば縁起の良いものとされてきました。

では、紅白の意味って何なのでしょう?

これは、赤は赤ちゃんから「誕生」を、白は死装束から「死」を意味し、つまりは人間の一生を表しています。

平安時代の源平合戦で使われ、赤と白の対照的な色として定着しました。

紅白がどうして赤白ではないのかというと、中国での「赤」とは「裸」という意味となり、日本「あか」という意味とは異なります。

中国で「あか」という意味で使われているのが「紅」で、そういったことから、紅白のあかは「紅」なのです。

 

最後は、漢字「白」をまとめましょう。

漢字の成り立ち「白」まとめ

それでは最後にまとめていきましょう。

  • 漢字「白」の漢字の成り立ちは、人間の頭蓋骨をかたどった象形文字である。
  • 意味、いろ、汚れや濁りがなく清い、明るい、申す・告げる・言う、せりふ、何も無い、西・秋。
  • 読み方は、「ハク」「ビャク」「しろ」「しら」「あき」「もう」「せりふ」。
  • 漢字「白」は五画で、部首は白。
  • 「紅白」の意味

以上が漢字「白」のまとめです。

いかがでしたか?

漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。

楽しく学んでくださいね♪

 

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コメント

コメント一覧 (1件)

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