固
今日は小学校四年生で学習する「固」という漢字です。
成り立ち・読み方・書き順を分かりやすく紹介します。
漢字が好きな人、漢字検定を受ける人もぜひ最後まで読み進めてくださいね♪
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目次から読みたい所へ飛べますよ♪
漢字の成り立ち「固」
(形声文字)
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漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>
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固
意味を表す「囗」と音を表す「古」が組み合わさってできた形声文字です。
「古」は「ᆸ」と「干」でできており、神様に祈るために書かれた書簡を入れる容器「ᆸ」に、その容器を守るために盾(干)を置き、祈りの効果を持続させている様子を表現しています。
さらに「囗」で周りを固めてより頑丈にしていることから、「かたい」「しっかり」という意味で使われるようになりました。
さて次は読み方です。
「固」という漢字の読み方を全て知っていますか?
もしかしたら意外な読み方があるかもしれません。
チェックしてみましょう!
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漢字「固」の読み方
音読み・訓読み別に見ていきましょう。
音読み
「コ」
例:固定(こてい)、固形(こけい)、固体(こたい)、固化(こか)、固執(こしつ)、固辞(こじ)、固関(こげん)、固持(こじ)、固守(こしゅ)、固有(こゆう)、固着(こちゃく)、固陋(ころう)、頑固(がんこ)、警固(けいご)、凝固(ぎょうこ)、確固(かっこ)、強固(きょうこ)、牢固(ろうこ)、拳固(げんこ)、禁固(きんこ)、堅固(けんご)、断固(だんこ)、固有部(こゆうぶ)、固溶体(こようたい)、固有値(こゆうち)、禁固刑(きんこけい)、意固地(いこじ)、段々固(だんだんこ)、固有名詞(こゆうめいし)、固定観念(固定観念)
訓読み
「かた(める)(まる)(い)」
例:固まる(かたまる)、固める(かためる)、固い(かたい)、固練り(かたねり)固目(かため)、固唾(かたず)、固太り(かたぶとり)
「もと(より)」(常用外)
例:固より(もとより)
では次に「固」の書き順・書き方です。
漢字検定でも、雑な書き方は減点対象です。
一画ずつ丁寧に解説していきますね。
漢字「固」の書き順・書き方
(八画)(部首:囗くにがまえ)
ゆっくり練習していきましょう。
一画目
・マスの左上から、真っ直ぐ下へ進み、止めます。
ニ画目
・一画目の始点から、やや右斜め上へ進み、一旦止め、そのまま真っ直ぐ下へ進み、止めます。
三画目
・やや右斜め上へ進み、止めます。
四画目
・三画目の中心を通るように、真っ直ぐ下へ進み、止めます。
五画目
・少し内向きに下へ進み、止めます。
六画目
・五画目の始点から、やや右斜め上へ進み、一旦止め、そのまま内向きに下へ進み、止めます。
七画目
・やや右斜め上へ進み、六画目の終点から少しはみ出して止めます。
★五画目と七画目の終点は少し突き出るように書きましょう。
八画目
・一画目と二画目の終点を結ぶように、やや右斜め上へ進み、止めます。
★一画目と二画目の終点が下へ少し突き出るように書きましょう。
中心を意識して書く、「口」の突き出す所などのポイントがありましたね。
注意して書きましょう。
綺麗に書けるようになると、メールじゃなくて手書きの手紙を書いてみたくなりますよ♪
ぜひ挑戦してくださいね^^
「固」は漢字検定7級レベル
(小学校4年生修了程度)
最後はこの記事のまとめです。
そうだった!こんなこと書いてたな!
と思い出してくださいね^^
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漢字の成り立ち「固」まとめ
それでは最後にまとめていきましょう。
- 「固」の漢字の成り立ちは「囗」と「古」が組み合わさってできた形声文字。
- 読み方は、「コ」「かた(める)(まる)(い)」「もと(より)」。
- 「固」は八画で、部首は囗(くにがまえ)。
- 漢字検定7級レベル (小学校4年生修了程度)。
以上が漢字「固」のまとめです。
いかがでしたか?
漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。
楽しく学んでくださいね♪