MENU

漢字の成り立ち「熊」

本記事は筆者独自の見解です。漢字に親しみを覚えていただければ幸いです。

[box03 title=”漢字の成り立ち”]

[/box03]

 

[chat face=”character_hakase.jpg” name=”成り立ち博士” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]こんにちは、成り立ち博士です。[/chat]

 

今日は小学校四年生で学習する「熊」という漢字です。

成り立ち・読み方・書き順を分かりやすく紹介します。

漢字が好きな人、漢字検定を受ける人もぜひ最後まで読み進めてくださいね♪


*
*
目次から読みたい所へ飛べますよ♪

漢字の成り立ち「熊」
(会意文字)

漢字の成り立ち<会意文字とは>


漢字の成り立ち<古代文字の甲骨文字・金文・篆文(篆書体)とは>

 

 

「能」と「火」が組み合わさってできた会意文字です。

この漢字の成り立ちは所説ありますが、あまり説得力のある説がありません。

確認できる説を挙げると、

  1. 「能」は説文解字(最も古い部首別辞典)に「クマの象形文字」とあり、火に燃えて黒くなった熊を表現している説。
  2. 熊は粘り強く、力強いイメージから、同じく勢いのある火を付けて熊にした説。
  3. 火の精としてクマがイメージされ「熊」とした説。
  4. 強く獰猛なイメージから火を添えた説。

があります。

 

さて次は読み方です。

「熊」という漢字の読み方を全て知っていますか?

もしかしたら意外な読み方があるかもしれません。

チェックしてみましょう!


*

目次

漢字「熊」の読み方

音読み・訓読み別に見ていきましょう。

音読み

「ユウ」(常用外)
例:熊掌(ゆうしょう)、熊羆(ゆうひ)

訓読み

「くま」
例:熊(くま)、熊蜂(くまばち)、白熊(しろくま)、熊笹(くまざさ)、熊毛(くまげ)、熊手(くまで)、穴熊(あなぐま)、熊襲(くまそ)、熊鷹(くまたか)、熊胆(くまのい)、熊祭り(くままつり)、熊葛(くまつづら)、黒熊(くろくま)、北極熊(ほっきょくぐま)、熊啄木鳥(くまげら)、熊谷草(くまがいそう)

その他

熊猫(パンダ)、熊川(こもがい)

 

では次に「熊」の書き順・書き方です。

漢字検定でも、雑な書き方は減点対象です。

<漢検>採点基準と合格基準

一画ずつ丁寧に解説していきますね。

漢字「熊」の書き順・書き方
(十四画)(部首:灬 れんが・れっか

漢字<画数で検索>する場合はこちら

漢字<部首から検索>する場合はこちら

ゆっくり練習していきましょう。

一画目

・マスの左上から、左斜め下へ進み、一旦止め、そのまま、右斜め上へシュッとはらいます。

ニ画目

・一画目の終点が真ん中を通るように、右斜め下へ短く点を書き止めます。

三画目

・真っ直ぐ下へ進み、止めます。

★細く「月」を書いていきます。
★一~ニ画目の「ム」の内側で収まるようにしましょう。

四画目

・三画目の始点から、やや右斜め上へ短く進み、一旦とめ、そのまま下へ真っ直ぐ進み、再び一旦止めて、最後は左斜め上へ跳ねます。

★三画目と四画目の終点の高さを揃えましょう。

★五~六画目でできる空間の大きさは同じにしましょう。

五画目

・三画目から、やや右斜め上へ進み、四画目にぶつかる所で止めます。

六画目

・三画目から、やや右斜め上へ進み、四画目にぶつかる所で止めます。

七画目

・マスの右上から、左斜め下へしゅっと短くはらいます。

★七~八画目、九~十画目でできる「ヒ」の大きさは同じにしましょう。

八画目

・一画目の始点と同じ位の高さから、下へ真っ直ぐ進み、角になたないように丸く右へ方向転換して進み、一旦止めます。

・最後は真上に跳ねます。

九画目

・七画目と縦に揃うようにして、左斜め下へしゅっと短くはらいます。

十画目

・下へ真っ直ぐ進み、角になたないように丸く右へ方向転換して進み、一旦止めます。

・最後は真上に跳ねます。

十一画目

・三画目の終点付近から、外側にはみ出すように、左斜め下へ短く進み、止めます。

十二画目

・四画目の終点付近から、右斜め下へ、短く点を書き止めます。

十三画目

・十二画目と同じ角度、長さで短く点を書き、十四画目に続くように跳ねます。

十四画目

・十三画目の流れから、外側にはみ出すように、右斜め下へ長めの点を書き止めます。

★十一、十四画目は長く、十二~十三画目は短めの点にしましょう。

 

**********

文字や空間の大きさを揃える所、「灬」の角度や長さなど、色々なポイントがありましたね。

注意して書きましょう。

綺麗に書けるようになると、メールじゃなくて手書きの手紙を書いてみたくなりますよ♪

ぜひ挑戦してくださいね^^

「熊」は漢字検定7級レベル
(小学校四年生修了程度)

漢字検定のレベル別詳細についてはこちら

 

最後はこの記事のまとめです。

そうだった!こんなこと書いてたな!

と思い出してくださいね^^


*

漢字の成り立ち「熊」まとめ

それでは最後にまとめていきましょう。

  • 「熊」の漢字の成り立ちは「能」と「火」が組み合わさってできた会意文字で、成り立ちは所説あるがはっきり分かっていない。
  • 読み方は「ユウ」「くま」。
  • 「熊」は十四画で、部首は「灬(れんが・れっか)」。
  • 漢字検定7級レベル (小学校四年生修了程度)。

 

以上が漢字「熊」のまとめです。

いかがでしたか?

漢字の成り立から覚えていくと難しい漢字も覚えやすくなりますよ。

楽しく学んでくださいね♪

 

 

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次